>>69 完結編 ボンバーヘッドよ永遠に!の巻

全米注視のボンバーヘッド裁判は何事もなく厳正に粛々と行われたのだった
そしてタラオの最終陳述
タラオ「おじいちゃんズルいです、カツオ兄ちゃんもワカメ姉ちゃんも滑っていいです
なのにボクだけ滑っちゃいけないです、そんなのおかしいです」

実は例のボンバーヘッド顚末のあった数時間前
カツオとワカメは階段の手摺りを滑り台のようにして何度も滑って遊んでいた
それを見ていたタラオも彼らと同じように滑ろうとしたのだが
その場に居合わせた波平に止められタラオだけ一切滑らせてもらえなかったのだ

波平「タラちゃん違うんじゃよ、まだタラちゃんは小さいし
もし万が一タラちゃんが滑りそこなって怪我でもされたら大変だと思って止めただけなんじゃよ
タラちゃんの身になにかあったらそれこそワシにとっては一大事じゃよ」

タラオ「そうだったですか?ボクはてっきりボクだけ嫌われたと思ったです」
そう言ったかと思うと同時にタラオは波平の元へ駆け寄り2人は強く抱擁した
この生中継を見ていた全米の視聴者たちは涙した
これが俗に云う ” 全米が泣いた ” 瞬間である
この急展開の和解により訴訟は取り下げられ今後の裁判は中止となり閉廷