競輪宿舎では八百長などの不正を防ぐため、「電話通信機器等」にみなされるものを持ち込むことはできない。田村選手によると、持ち込み可能なゲーム機も規定で定められており、それ以外は持ち込めないという。

持ち込みが認められているのはGBAのほか、ゲームボーイ、ゲームボーイブロス、ゲームボーイポケット、ゲームボーイライト、ゲームボーイアドバンスSP、ゲームボーイミクロの7種類のみ。
ゲームボーイカラーは赤外線通信が可能なため、持ち込みが認められていない。また、以前は据え置きゲームの持ち込みは可能だったが、昨今は通信機能を備えるために一律で持ち込めなくなったそうだ。

このように、競輪選手は制限の多い宿舎生活を過ごすことになるのだが、田村選手は趣味のために走り続けている。

「車、時計、カメラ、バイク、アウトドア、本、映画鑑賞、ドール。『アイドルマスター』などのゲームも好きです。人よりはアニメも見ていると思います。ほんとにきりがないくらい手当たり次第に手を出しています。多趣味で楽しいですけどお金がかかりますね」
「推し」キャラクターは、「アイドルマスター」の萩原雪歩と「アイドルマスターシャイニーカラーズ」の芹沢あさひ。田村選手は「推しのために競輪選手になった」述べる。多趣味な活動や推しを支えるため、競輪は「オタクが人生に根付いている人間の生きていく術」だと話した。
https://www.j-cast.com/2021/09/18420379.html