文香「…………です」

カロ蓮「ねえ、前から思ってたけどさ、文香って声小さいよね。正直聞こえにくいよ。もっとはっきり喋ってくれる?」

文香「…すみません。おしゃべりは、不慣れなもので」

カロ蓮「はぁ…そりゃアタシも入院してたから人付き合い苦手な人の気持ちは分かるけどさ、そんなの単なる言い訳じゃん。
アタシだってアイドルになってからは人と積極的にコミュニケーションとっていこうって頑張ってるんだよ?大学まで行っておいて、文香はずるいよ」

文香「気に障ったのなら謝ります…」

奈緒「おいカロ蓮!言い過ぎだぞ!ごめんな、文香。根はいいやつだからさ、嫌いにならないでやってくれ」

文香「…言われても仕方ありませんし、大丈夫ですよ。…奈緒さんは優しいのですね…」

奈緒「へ?や、やだな!別に優しくなんかないって!文香って口上手いな!」

カロ蓮「ハァー…」ドスッドスッ

智絵里「痛い…痛い…」