セリムは史実でも凡庸な酔っ払いで、「父に叛かなかった」という一点だけで後継者になった皇子だしな

以下、今月のネタバレ



師について勉強するメフメト、ミフリマー、セリムだが、熱心な上二人に比べて
集中力に欠けるセリムは、母が遠征先のスレイマンに贈る詩を吟じている声を聴くと
「こっちのほうがいい」とヒュッレムのもとに行ってしまう
師も侍女も「帝位は兄殿下が継ぐのだろうし」「セリム殿下は芸術に向いているのかも」と
甘やかすが、イブラヒムがメフメトを認めないことを知っているヒュッレムは
「イブラヒム様はセリムを帝位につけるつもりでいる。でもセリムが帝位について
他の皇子たちが殺されずにすむだろか」と内心で焦っていた
そんな折、遠征に出たスレイマンの戦勝祈願で母后が妾達を集めて茶会を開く
「スレイマン様以外に皇子のいなかった母后様がうらやましい」とハディージェに語るヒュッレム
しかしハディージェは、父帝には他にも皇子がいたと話す。だが彼らはいつの間にか
「いなくなっていた」と。それが母后の仕業なのかどうかはハディージェにもわからない
だが今の後宮にそのことを知る者たちはいない。母后以外の妾は新帝即位とともに
全て入れ替えられるからだ。だからこそギュルバハルは必死なのだとハディージェは言う
「あなたは全く違う母后を目指すのでしょう。楽しみだわ」とハディージェはヒュッレムに言う
「スレイマン様の寵愛も、イブラヒム様の後見もありがたい。でも今の私は
自分の息子を守ることさえもできない。自分の力でつかみ取り、守らなければ。
それが私にできるだろうか。いや、しなければならないのだ」と己を鼓舞するヒュッレムだった