民営化は弱体町村を、さらに脆弱にして過疎化に大いに貢献してる。

そもそも、国鉄(公共交通機関)は、そんな誰も手を出さないような
過疎地のインフラを維持する為でもあったはず。
新幹線一辺倒のJRは、公共交通機関を名乗ってほしくない。地域エゴっつうか新幹線の通らない(停まらない)地域の従来線第三セクター化されるんだからな
そらもう地方自治体は必死になるわな
町自体の規模は小さくても機関車交換、補機連結、他線への分岐他による理由があって優等列車も相当停まったが
それらが皆消えて周辺から人が減り鉄道の存在自体も忘れられることとなった場所は数える気も失せてきた。
そういう町は、途中下車すると独特の匂いが漂ってて好きだった。
今や無人駅になってたり、、、
いや、むしろまだ駅として残ってればいい方だな。

だけど実際問題としてほとんどの国民はもう鉄道を相手にしてないんだよね。
特に中都市やローカルな地方においては。
国民性が≪便利、快適、その場しのぎ、快楽、スマート、デジタル≫になっている以上
今更「鉄道の復権」なんて言っても国民の合意を得られないんだろうなあ。
悔しいけど時代の流れなのかもしれない(ため息)

鹿島鉄道存廃の住民集会でも、鹿鉄不要論が大半を占めていて
反対していたのは通学で使う高校生だけだった。
彼らも18を過ぎればさっさとマイカー族の仲間入りだろ?ただ地方は貧困化で軽を維持するのも厳しくなりそう

やっぱり諸悪の根源はマイカーを普及させたことでそれが公共交通どころか地方の衰退を招いた気がする。
マイカーを普及させず公共交通しか選択肢がない状態を保っていたほうが地方の衰退とか若者の都会への流失もそれなりに抑制出来ていたと思う。

日本は何でもそうだけど「既存のモノを上手く生かす」という発想がまるでない。
本四架橋なんかでもフェリーで充分な所に何故3本も掛けたのか。
掛けるとしても神戸鳴門ルートだけで良かった。

高速道路にしてもぶっちゃけ東名・名神・山陽・九州・東北・関越だけで良かったのではと思ったり。

他は在来線鉄道の改良、道路は一般国道の整備で充分なのではと思う。

鉄道をキチンと生かしていたら地方に無駄な空港は必要なかった。
国際空港にしても東京だけで充分。

オリンピックの競技場問題にしてもそう。
旧来の国立競技場を生かすやり方で何が悪かったのか?

それが日本という国の身の丈に合っている。


北陸新幹線が成功とかステマ報道されているみたいだが
もともと一定の人口密度や往来がある地域で
独占状態の鉄道会社が一方的に値上げされても他に手段が無いから仕方なく使われているだけだろう。
成功といってもJRの取り分が黒字なだけで数千億の建設費などは国税負担でごまかされている。

まあ北海道新幹線だけは今までみたいなごまかしが利かないようだが