大阪・道頓堀の中座くいだおれビル(大阪市中央区道頓堀1)地下1階にあるイベントスペース「道頓堀ZAZA」で4月28日、観光客向けミュージカル「道頓堀Presents フードミュージカル Gotta(ゴッタ)」が始まる。

 記者発表で溝端さんは「2017年に大阪に来た外国人観光客は1111万人で、5年前の7倍に増え、東京に肉薄している。そして関西では道頓堀が1番人気で、800万人が訪れている街だ」と指摘。上山さんは「道頓堀は江戸時代からエンターテインメントで栄えてきた。海外からの観光客にはおいしいものを食べて、面白いものを見て、自国に帰って広めていただければ。Gottaで道頓堀を盛り上げていきたい」と話した。

 ミュージカルは、400年前の道頓堀が舞台。食べ物を擬人化した5人として、日本の伝統芸能がモチーフの「たこ焼き乃丞(のじょう)」、ヒロイン「ミスクレープ」、打楽器の達人「ラーメンドラマー」、三味線弾きの「ふぐ三郎」、謎の紳士「串カツ男爵」が登場し、地中に閉じ込められていたはずの怪物「ヨク」をやっつけるという、道頓堀の食べ物と、歴史とファンタジーを合わせたようなストーリー。

 日本語が分からない外国人でも楽しめるように言葉を減らしたほか、英語、中国語、韓国語による場面説明の字幕も付ける。舞台と観客を囲むように3方向にスクリーンを設置し、プロジェクションマッピングによる映像を映し出し、ミスクレープがラインダンスを踊ったり、登場人物が怪物との死闘を繰り広げたりする場面などを演出するという。タイトルの「Gotta」は、「ごった煮」から名付けた。

 開演時間は、11時〜、13時〜、15時〜。火曜休演。前売り料金は、大人=2,500円、小中学生=2,000円、幼児(4歳以上)=1,000円、3歳以下無料。当日料金は、各500円増しで販売する。1年間のロングラン公演を予定しており、様子を見ながら夜間公演も実施したい考え。

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