弘前ねぷた参加団体協議会(大中実会長)は26日午後6時から、弘前市立観光館で「弘前ねぷたフォーラム」を開催する。「若手ねぷた絵師が腕を磨く場を提供できるか」をテーマにし、参加団体や絵師たちが若手の育成やデビューの機会などについて討論。大中会長は「絵師やねぷた関係者はもちろん、一家言ある市民の皆さんも、ぜひ参加を」と呼び掛けている。

 大中会長は「ねぷた絵師全員が加盟する団体はないので、若手やデビュー前の絵師の人数や、ベテランがどれだけ弟子を取っているのかなどを把握できていない。フォーラムで現状について本音を聞きたいし、われわれ参加団体も長期的なテーマとして絵師の力になりたい」と強調する。

 フォーラムでは、前ねぷたや灯籠などを若手絵師に任せても良いという団体の募集や、若手の登竜門として「(仮称)前ねぷた絵コンテスト」実施の可能性なども議論。大中会長は「本ねぷたに比べ、前ねぷたの絵師はなかなか紹介されない。若手が描いていることをアピールできれば、市民がねぷたを見る目が変わるのでは」と話している。

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