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B.奴隷資本の価格変動リスク
例えば共和制ローマを生きたルクルス(BC118-56)は、戦争で捕虜となった奴隷を4ドラクマイで購入することができた。
けれども、奴隷の供給があまりない平和時の場合は、役に立つ奴隷一人を買うために数百ドラクマイを支払わなければならない場合もあったのである。同じ一人の奴隷を4ドラクマイで買える場合もあれば、その100倍出しても買えない場合もあるということ。
これではまるでルーレットであり、奴隷の価格変動リスクがこのように大きいことは、奴隷に投下された資本を紙切れ同然にしてしまう危険をたえずともなっていた。
AとBより言えること。それは、合理的な経営にとって必須のものであるところの「確実な費用計算の基盤」が「奴隷資本」にはそもそも欠如していたと言うことである。
「奴隷資本」を用いた経営は、常に正確な収支の計算ができない点で非合理なのだ。

反論B
100倍出しても買えない場合もある ⇒ 奴隷の供給があまりない平和時を作らねば善いだけ ⇒ 主張は破綻確定
すなわち、兵站とのバランスで限界線が自動的に形成されるのみ ⇒ 奴隷の価格変動リスク無し ⇒ 主張は破綻確定
ゆえに、「 正確な収支の計算ができない 」との主張も破綻が確定。
流石は発表1909年であり、基盤とする知識が旧いヴェーバーの主張は現代に通用しないことが明白。
言うまでも無く『 スイーツ戦記アルスラーン 』でも奴隷制のメリットは前述の通り何ら否定できてない。
ほぃ、サクッと論破完〜了!ww(クス


C.奴隷供給の政治的な被制約性
奴隷の市場価格が不安定なのは、奴隷の供給が安定しないからだ。奴隷は、勝ち戦によって補充される。ところが、
国家がいつも戦争に勝つとは限らないし、そもそも国家が常に他国と戦争状態にあるとも限らない。その意味で、
「奴隷資本」の供給は常に政治的に条件付けられていると言ってよいだろう。近代資本主義にこの種の非合理性はない。

反論C
※ 少子化や、労働意欲の低下や、急激な景気変動や、地方過疎化など複合的な要因で
国家がいつも戦争に勝つとは限らない ⇒ 現代でも※いつも労働力が確保できるとは限らない ⇒ 主張は破綻確定
奴隷制は国防と経済成長と労働力の確保が一体化した超合理性を持つ ⇒ 近代資本主義にこの種の超合理性は無い
流石は発表1909年であり、基盤とする知識が旧いヴェーバーの主張は現代に通用しないことが明白。
言うまでも無く『 スイーツ戦記アルスラーン 』でも奴隷制のメリットは前述の通り何ら否定できてない。
ほぃ、サクッと論破完〜了!ww(クス