マニフェスト>>544,>>534追記。 >>550修正。
東京都最低賃金 932円/時
紙、デジタル問わず、企業と契約している漫画家の原稿1ページ、アニメ秒数毎に均一賃金を法制化する。
その金額は毎月20日以上を労働する最低賃金月収〔 または生活保護費 〕の150%以上であること。
今週の週刊少年マガジン『 はじめの一歩 』が16ページ。
毎月4冊〔4週〕発行されるとして、1箇月64ページ。
その枚数でアシスタント2名を雇い、社会保障費や交通費なども負担するとして概ね64万円必要と仮定。
つまり、時給の労働賃金×1500% / 頁 〔 東京都で \13,980/頁 〕 以上として法制化するのが適正。
この他に単行本、電子書籍での印税や版権マネジメント収入など追加で発生。

アニメに関しても同様に算定基準を数式にて法制化。
TV局には時間枠の契約料に応じて徴税率を上昇させる = 契約料が高額で有るほど税額も跳ね上がる
さらにTV番組や映画での各種収益に対し、末端までの制作スタッフへの配当を数式にて法制化。
ハリウッド業界の構造なども研究対象とする。

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Gigazine
2009年08月03日 18時56分55秒
【 数十万円台の赤字も、現役漫画家の原稿料や過酷すぎるアシスタントの待遇が明らかに 】

漫画家や掲載される雑誌などによって原稿料が異なるため、掲載されている原稿料はあくまで一例ということになりますが、
原稿料から必要経費を差し引くと赤字になり続ける状態であることや、時給が500円に満たないことや、過酷すぎるアシスタントの待遇などが明らかに
「モーニング・ツー」で「羣青(ぐんじょう)」を連載している女性漫画家中村珍の公式ブログによると、
雑誌掲載時に得られる手取り原稿料やアシスタントの人件費などの詳細が公開されています。
以下は掲載一回分の一例。 収支はマイナス1万1008円。
これらの諸経費に加えて、さらに全員分の食費・家賃・光熱費などを含む生活費が必要なほか、人件費に作者の人件費は一切含まれていないとのこと。
40ページ/手取り原稿料 \380,000 ⇒ \9500/頁
アシスタント人件費 \245,900
アシスタント交通費 \46,580
画材(トーン等追加購入) \24,830
座卓(必要人数分追加) \5,040
照明(必要人数分追加) \8,001
トレース台(追加購入) \9,660
作画資料 \27,787
寝袋 \5,760
通信費 \3,600
原稿直参交通費 \12,350
原稿直参宿泊費 \1,500

こちらはなんとマイナス 27万5522円。
身内の介護などや年末進行、急な日程などが重なったほか、スケジュールの関係でアシスタントに「待機手当」を支払う必要などがあったため、アシスタント人件費が手取り原稿料を上回る結果に。
38ページ/手取り原稿料 \361,000 ⇒ \9,500/頁
アシスタント人件費 \468,500
アシスタント交通費 \110,020
画材(トーン等追加購入) \48,431
作画資料 \3,191
通信費 \6,380

常勤スタッフのほとんどが勤務できず、ヘルプスタッフだけで作業をした場合はマイナス 65万7108円に。
欠けた常勤スタッフの技術力が高ければ高いほど、穴を埋めるために大量のヘルプスタッフが必要になり、高額の人件費が発生するとのこと。
32ページ/手取り原稿料 \395,200 ⇒ \12,350/頁
アシスタント人件費 \880,748
アシスタント交通費 \171,560
なお、このようにアシスタントの人件費や交通費がかかる背景として、作者が地方在住である上に、私的事情で上京できないため、アシスタントの人材を東京や千葉、埼玉、神奈川から呼ぶ交通費として1人あたり平均1万5000円ほどかかることが挙げられています。
そして5泊6日で働く予定のスタッフ1人がキャンセルになった場合などに、スケジュールの関係で「2泊3日の臨時アシスタントを2人」「1〜2泊を数名」といった雇い方をしなければならなくなると、交通費がどんどん上がっていくとのこと。

また、以下のリンクではアシスタントの待遇なども公開されており、線画担当者の勤務開始当時の時給は 375円で、2009年6月現在の時給は 531円であるなど、過酷な待遇であることが明らかにされています。
絵と漫画と仕事とかの雑記 | アシスタント帳簿
かつて「海猿」「ブラックジャックによろしく」などの大ヒット作で知られる漫画家の佐藤秀峰氏が公式ブログで原稿料収入だけでは大幅な赤字であり、単行本が売れなければ生活できないと明かしたことが話題となりましたが、漫画家というのは非常に厳しい職業であるようです。