KADOKAWA 2021年3月期 通期決算を公表 売上高2,099億47百万円、営業利益136億25百万円、ともに過去最高を達成

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株式会社KADOKAWA 2021年4月30日 16時10分

 株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松原眞樹、東証一部:9468)は、2021年4月30日(金)、2021年3月期 通期連結期間(2020年4月〜2021年3月)の業績を公表いたしました。
2021年3月期 通期決算のハイライト
・2021年3月期 通期連結実績は、売上高2,099億47百万円、営業利益136億25百万円で、ともに過去最高を達成。
・書籍、アニメ、ゲームの事業が大幅に成長し、前年比で売上高2.6%増、営業利益は68.5%増と大きく伸長。
・2022年3月期 通期業績見通しは、新型コロナウイルス感染症の市場環境への影響を踏まえレンジ形式で開示。営業利益は140億円を目指すが、新型コロナの深刻化の可能性もあり100億円の下限値も想定。
・2023年3月期の経営目標達成のため、新規IP点数の拡大やDXの加速、電子書籍のグローバル展開など6つの重点施策を実施。



@ 2021年3月期 通期連結実績は、売上高2,099億47百万円、営業利益136億25百万円で、ともに過去最高を達成。書籍、アニメ、ゲームの事業が大幅に成長し、前年比で売上高2.6%増、営業利益は68.5%増と大きく伸長
 2021年3月期 通期連結実績は、売上高2,099億47百万円(前年比2.6%増)、営業利益136億25百万円(同68.5%増)、経常利益143億69百万円(同63.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益95億84百万円(同18.4%増)となり、売上高、営業利益は過去最高となりました。

【出版セグメント】
 書籍市場全体での需要の高まりに加え、従来から進めてきた業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)が功を奏し、コロナ禍においても新刊点数は前期並み水準を維持、返品率も大幅に良化し収益に貢献しました。また『ダンジョン飯 9巻』『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』『青くて痛くて脆い』『あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』『世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピ』などの販売が好調に推移しました。電子書籍・電子雑誌は、市場全体の伸張と当社グループ直営総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」の新規ユーザー増加など積極的なマーケティング施策により好調を維持、四半期ベースで過去最高の売上高を更新しました。出版セグメント 売上高1,295億76百万円(前年比10.5%増)、セグメント利益(営業利益)128億41百万円(同105.5%増)。

【映像セグメント】
 実写映画において映画配給やスタジオ事業などへの影響が見られたものの、強力なコンテンツとスピーディーな配信展開により、コロナ禍の中、営業利益は前年比増加。特にアニメ事業は好調に推移し、「Re:ゼロから始める異世界生活」「ひぐらしのなく頃に業」「デカダンス」「くまクマ熊ベアー」などの海外権利許諾収入に加え、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」など、他社ゲームへの当社アニメIP活用などによる国内権利許諾収入が収益に貢献しました。映像セグメント 売上高313億14百万円(前年比8.2%減)、セグメント利益(営業利益)22億74百万円(同7.1%増)。

【ゲームセグメント】
 「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」「DARK SOULS」シリーズなどのリピート販売と海外権利許諾収入に加え、共同・受託開発事業も収益に貢献、売上高、営業利益ともに前年比増となりました。ゲームセグメント 売上高166億36百万円(前年比16.9%増)、セグメント利益(営業利益)27億44百万円(同114.6%増)。

【Webサービスセグメント】
 収益の多様化、「ニコニコチャンネル」有料会員増加などにより前年並みの売上を維持。オンラインで開催したイベント「ニコニコネット超会議2020」「ニコニコネット超会議2020夏」「Animelo Summer Night in Billboard Live」などが好評を博しました。Webサービスセグメント 売上高220億8百万円(前年比11.0%減)、セグメント利益(営業利益)20億96百万円(同24.8%減)。