ある村でダム建設の案が上がった。村人たちはこれに反発し、高田健志を筆頭に反対派のグループを結成した。最初こそ大所帯だった高田一派だが補償金の額が上がるにつれ、一人、また一人と村を去って行った。そして完工日を迎え、最後まで立ち退かなかった高田健志は念仏を唱えながらダムの底に沈んだ。