>>553
これ?↓ 前スレと昨日の朝貼ったのは俺だけどこれは俺じゃない

縁側に寝転がって投げ出した足をぶらりと垂らし、水を張ったタライに漬ける。水の冷たさに自分の足先が驚いたのも束の間、すぐさま私の体温を奪ってぬるくなっていく。
じわりと額に滲む汗が気持ち悪い。
太陽の眩しさから目を背けるようにふと隣を見やると、ぐでんとした私とは対照的に手足を伸ばし、扇風機で涼む花音の姿があった。

「我々ハ、宇宙人ダ〜」

なにそれ、と二人して頬を緩ませる。

「扇風機よりはこっちの方が涼しいよ。花音も足浸けな」

こんな暑い日だと言うのに花音はどこか涼しげにキュロットスカートをはためかせながら、それじゃあお邪魔しますと私の隣に寝転がる。
誘ったのは私なのに、顔の近さに思わず息を飲んでしまう。
涼しげな……とは言うものの、やはりこの暑さで花音の顔も赤らんでいたようで、どちらからともなくくっつけてみた額からは、花音の熱が伝わってきた。

「暑いね」

「栞桜ちゃんのおでこは冷たいね」

「やっぱりクーラーつけよっか」

「まって」

──先に誘ったのはどっちだったか。
気づけば私は花音の柔らかな唇を啄んでいた。
水が滴る足が縁側の床板を濡らすこともお構いなしに、花音はその細い脚を私の股の間に押し込む
くっついては離れて、何度もキスを繰り返す
花音の甘い唾液と、少ししょっぱい汗が私に滴り落ちる
私に覆いかぶさる花音のお陰で、もう太陽は眩しくはなかった。