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【バーチャル】🐴ばあちゃる🐴 #22【YouTuber】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 8a62-LFvB)
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2018/12/14(金) 16:53:36.00ID:ZUMFCAnT0
世界初?! 男性バーチャルYouTuber ばあちゃるについて語るスレ

─────────────────────────────────
・sage進行推奨。E-mail欄(メール欄/メ欄)に半角小文字で「sage」と記入。
・次スレは>>970が宣言してから立てること。無理ならば代理人を指名すること。
─────────────────────────────────

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■関連スレ
【バーチャルYouTuber】🐬電脳少女シロ🐬 #108【シロ組】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1544245863/

【バーチャルYouTuber】.LIVEアイドル部総合スレ#52【アップランド】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1544414886/

■前スレ
【バーチャル】🐴ばあちゃる🐴 #21【YouTuber】
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1542673477/
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
0102名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 8bd9-1w8F)
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2018/12/19(水) 23:14:29.31ID:o8i9o61b0
正直シロとかアイドル部鬱陶しいわ。
アップランドって会社はばあちゃるの扱いが雑すぎんだよ。
動画は自由に出させないのにいざ生放送では立場が便利だからって多用するとかばあちゃるの人柄の良さに甘えてんだろ。
シロの毎日投稿はいいとしてアイドル部の運営する余裕あるんならばあちゃるの動画投稿させろ。
プロデューサーとして裏でどんな仕事してんのか知らないがそれがばあちゃるの活動縛ってんならマジで邪魔な集団でしかないわ。
動画も企業案件か業務案内しかないとかどんだけかわいい女の子推したいんだあの会社。
そんで新しいVtuberだ?なんでばあちゃるを見に来てんのにばあちゃるの活動に支障がでる可能性のある報告をばあちゃるの口か聞かなきゃならないんだよ。
かわいい女の子って受け易い方法で登録者増やしてない純粋な人気だ。
予告なしの深夜生放送であれだけの人が呼べるVtuberが他にどれだけいるって話よ。
0105名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイWW 8ed9-JJPI)
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2018/12/19(水) 23:32:55.83ID:Hbsj6Dzu0
馬組一人一人がかなり目立ってるからばあちゃるを求めてる人多いってなってるかもしれないけど合計で見たらシロ組とかアイドル部推しの方が多いんだよ
だからアップランドがシロちゃんアイドル部に力を注ぐのはしゃあないでしょ
元々テスト枠としてデビューして一度休止したのにまた復活させてくれてたくさん馬を見る機会が増えたことに感謝しないと
0106名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 8bd9-1w8F)
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2018/12/19(水) 23:42:42.94ID:o8i9o61b0
すまn
0107名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 0661-PguV)
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2018/12/19(水) 23:45:48.49ID:E/SqNf8u0
要するに深夜配信しない馬が悪いって事でいい?
0112名無しさん@お腹いっぱい。 (オッペケ Sr61-80Xl)
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2018/12/20(木) 00:03:26.14ID:ipDBQCRgr
>>109
もしかしたら馬が主人公で他のキャラが動くのを「見てる」可能性

と思ったけどなら「さん」は付かんか
0114名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 3509-6UAB)
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2018/12/20(木) 00:05:54.26ID:Sa5+EGzZ0
シロちゃんもほろ酔いで甘い声でばあちゃるにしなだれかかってさ
ばあちゃるも酔ってるから普段ならしっかり振り払うのにボディタッチも許しちゃってさ
シロちゃんの「シロのこと世界で一番好きぃ〜?」みたいな小悪魔ムーブにもマジトーンで
「ええ、世界で一番愛してますよ」とか返しちゃってさ
そしたらもうシロちゃんは顔真っ赤にしてしどろもどろになって口むにゃむにゃさせちゃってさ
一拍遅れて「こ、この馬ななな何言ってるの!?」みたいなさああああああああああああん!!
0118名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ 2384-q1e7)
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2018/12/20(木) 00:46:13.56ID:NjnzqQLx0
そもそも美少女に囲まれて、頼られるアイドルプロデューサーなんて職業、男の楽園じゃん
それをやめて自分の動画に専念しろなんて言うのは、ちゃるを楽園から追放しようと言を弄するエデンの蛇なんだよなあ。
0119名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW b56c-zk28)
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2018/12/20(木) 00:51:58.88ID:rb6yo3MA0
>>110ほんとそれ、マジで見てみたいわ。これに今までで1番近いのがサッカー生実況かな
0120名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW f53e-ZKdr)
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2018/12/20(木) 01:08:02.27ID:6cTzIxzM0
>>114
それをカプスレに書いてきなさい。
今あそこ迷走してて白馬組が死にかけてるから
0122名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 036e-zk28)
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2018/12/20(木) 02:23:59.27ID:83L0gP3j0
問題の解決のために動くが目立ちすぎて同僚の活動に影響が出ないようにしないといけないって言う難儀な立場だな馬
スタッフにも男の親しい人物はいるだろうが画面に映る場では女の子や悪霊と会話のやり取りしなくちゃならないしで気を使うことばかりで気が休まらなさそうだわ
0126名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウイー Sae1-7u2l)
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2018/12/20(木) 08:45:12.79ID:q3O41Pn5a
そもそもばあちゃるさん本人が恐らく世界初の白組ですしねこれね
0129名無しさん@お腹いっぱい。 (ブーイモ MM89-k3of)
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2018/12/20(木) 10:33:11.67ID:nd9mWcK2M
>>125
感度3000倍のちゃるくん…
ふーん、エッチじゃん。
0131名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウウー Sac9-45zZ)
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2018/12/20(木) 11:01:34.65ID:EzI/FkWUa
>>127
それマリみてや。ウビバの証人思い出したわ。
0132名無しさん@お腹いっぱい。 (スップ Sd03-KIUj)
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2018/12/20(木) 12:32:00.50ID:X8RKa0IUd
プロデューサーといってもちゃんとした絡みあるのはお披露目くらいだしせめてアイドル部の配信でちゃんとプロデューサーやってるところでも見れればいいんだけどね
0138名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW b56c-zk28)
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2018/12/20(木) 15:37:11.22ID:rb6yo3MA0
みんなじゃない、「俺」が悲しむんだぞ
0141名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウカー Sa51-bDXn)
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2018/12/20(木) 17:29:59.38ID:WbxE+Uqfa
サッカー好きなだけのおっさん
0144名無しさん@お腹いっぱい。 (オイコラミネオ MM11-mJ1t)
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2018/12/20(木) 20:11:03.87ID:yOpzxjw3M
牛巻が馬のクローンをつくっていた...?
0148名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 00:43:58.42ID:WGv6rt6m0
ポツポツと電灯がともる暗い住宅街を歩く彼の後ろ姿を追いかける
冷たい風が町を吹き抜けていくと彼はその冷たさに思わず身震する年中スーツ姿の彼には
夏と冬という季節はとても厳しいものらしい、
日常生活において邪魔にしかなっていないあの風通しの悪い馬のマスクは
防寒性はないものの冬のつんざくような風を多少は防いでくれるようだ。
それでも寒そうにとぼとぼと帰路につく彼にマフラーや手袋の一つでも渡そうと思うものの。
今日こそは!今日こそは!という所でいつもわたしそびれる
そのたびに私は彼の神出鬼没性を言い訳にして
明日こそは‥と明日こそは‥と後回しにしてきて今日までに至る。
ほんの少しの勇気を出して一歩踏みだせばいいのに。
彼はきっと私の好意を無下にしたりはしない。
それは分かる、分かるのにそう思うもののなぜか私の足は動くことはない
その理由は考えるまでもない、そう彼は私の好意を無下にはしない
でもだそれだけの事なのだ彼は私の愛情を受け止めてはくれないし許してくれない。
抑々彼の事を好きになることが鼻から間違っていることなのだろうか
感情のない振る舞いでいつもはぐらかし私の沸騰した感情に蓋をしてくる、
以前は気にも留めなった彼に今はやきもきしてどうしようもない。
その背中をカッターナイフか何かで突き刺してしまいたい。
死なないのなら彼の死体を引っ張って持ち帰って‥彼の持ち物をはぎ取ってしまいたい
という病的な考えがじわじわと私の頭を支配していく
彼を殺す瞬間を思う。その光景はきっとすごく美しいだろうな、電灯のともる暗い住宅街
雪がしんしんと降り寂寞間のある光景の中倒れた男と
鮮血に染まる雪、そしてナイフを持った私。
ああ‥‥寒さのせいか頭がうまく働いていない何考えてんだろ
学園から歩き始めてもう2時間はたった。自分から付け回しているはずなのに
彼の行動に苛立ちを感じ始める
スマホを開いて地図のアプリを開くと自宅からはとうに数キロは離れてしまっていた
もうここまで来たら引き下がれない。
そう思いスマホをしまった一瞬の間、彼の姿は消えてしまっていた
ほんの数秒目を離しただけなのに、向かう所のない怒りがあふれ出してきてつい涙がこぼれる。
感情に流されるままさっき彼がいた場所に走りだすと
立ち止まってからその場にしゃがみこんだ。
どうしようもない感情を抱えたまましばらく呆然としていると
雪の上に財布がぽつんと落ちているのに気が付く
ひざまついたままそれを拾う誰かの落し物だろうか。
持ち主を確認するために中身を開くと彼の免許証が入っていた。
証明写真ですらもマスクを被ったまま写っているそれを見てつい微笑んでしまう
財布の中身を探していると色々な考えが頭に浮かんでくる
いつまでもここにいるわけにはいかない気を取り直して
頬を叩きその財布を鞄にしまうと自宅への帰路を目指した
自宅に持ち帰って彼の住所が書かれたものを探そう、明日は何食わぬ顔で財布を返して
何か話題を広げてから財布を拾ったことをきっかけにしてご飯を一緒に‥‥
寒空の中で邪な考えを巡らしながら私は帰路へとついた
0150名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 00:55:58.44ID:WGv6rt6m0
まだ完成してないけどピクシブに投稿する前に 続き

******************

薄暗い教室、窓を眺めると雪雲が空を覆い雪が勢いよく降り注いでいる。
教室にはばあちゃるさんとシロさん。その場に偶然居合わせたもちさんが机を並べて座っている、
なぜこの面子なのかと言えば私がばあちゃるさんにいきなり呼び出されたからだ。
授業が終わりこれから部活へと向かおうというときに急に呼び止めてきて 彼曰くとても個人的な事なのだがどうしてもと言う事で嫌々ながらも彼についていった それに便乗するように面白そうだからともちさんがついてきたと言いう訳だ。
「で‥何の用なんでしょう」
彼は私に向かい合う形で座っているその隣にシロさんが座っていて私の隣にはもちさんが座っている。
彼の発言にもちさんと私は注意して聞く
彼はマスクの位置を気にしつつ息をは吐きゆっくりと喋りだした
「実は最近だれかにつけられてるんですよね‥」
「‥へえっ!?嘘ッ」
彼の発言にもちさんが素っ頓狂な声を上げる、ばあちゃるさんはそれを聞いてから笑いした
どうやらかなり参っているらしく彼らしくない深刻な様子に私も思わず心配になる
「いや確証はないんすよね‥でもなんかずっと誰かに見られている気がしてどうにも‥」
「プロデューサーちゃんの自意識過剰じゃないの?」
「そうですよ気のせいじゃないんですか?」
「ええ‥いや二人とも酷いですねいやいやばあちゃる君も最初はそう思ってたんですよ‥でもですね」
「シロが一緒の時も視線を感じた」
シロさんは神妙な面持ちで話す。どうやら彼女も心配しているらしい
普段はつっけんどんな態度をとっている彼女だが
なんだかんだばあちゃるさんを頼っている、頼れる人が精神的に参っている事が
彼女にとっても辛いことらしかった
「‥‥休日とかはないんですけど平日になるといつも視線を感じるんすよ‥」
「シロさんのストーカーという可能性は…?」
「いや‥一人でいても視線は感じなかったしら馬のストーカー‥と思ったんだけど…」
彼女の思わせぶりな発言に乗っかる形でばあちゃるさんが話し出す
「‥‥あのとても言いにくい話で‥なとなとあまり驚かないでください」
彼の物言いについ体が硬直して冷や汗が出る何を言い出すつもりなのかと
彼の顔を伺おうとするが表情はマスクのせいで見えない
「ストーカーされてるのは‥なとなとかもしれないんですよね」
場が静まり返っていた、雪のせいもあるだろう。ばあちゃるさんが私の顔を見て‥いるのだろうか。
なんとも言い難い雰囲気の中私はつい吹き出して笑ってしまった
「‥私をですか?」
「笑い事じゃないっすよ…真面目な話なとなとと一緒にいるといつも視線感じるんですよね…」
「なとなとも普段視線を感じたりしない?」
シロさんに真面目に言われて更におかしさがこみあげてきてまた笑ってしまう
「そんな‥全然ですよ視線なんてわかりませんし」
「んー‥言われてみれば私もなとなとと一緒にいるとき感じるかな‥」
彼女もなんとなく険しい顔で適当な事を言う。おかしさよりも呆れすら感じた
「ちょっともちさんまで‥いやいやばあちゃるさんシロさん違いますから‥!」
「でもなとなと‥リップクリーム取られたって言ってなかったっけ?」
数日前の体育の授業が終わり教室に戻った時教室の鍵が開いていることに気づいた
体育の時は決まって教室の鍵を閉めてから授業へと赴くのだが
今月の体育委員だったもちさんがカギを閉め忘れたという事だったらしい
後で軽く説教したのだがその次の時間に鞄から筆箱と
リップクリームがなくなっていることに気づいたが結局落としたという事で結論付けた
「‥んーでも落としたかもしれませんし」
「鞄に入れたものを落とすかな?やっぱ誰かが入って来て盗んだんじゃないの?」
「‥とにかくですね変な事がよくおこっているわけですから‥今日から帰りを一緒にと‥」
「ええー!?」
それを聞いて私はつい声を出してしまった彼と一緒に帰るなんて考えてもみない事だった
「え‥?今日からですか‥?本当に‥?」
「本当ですアイドル部の娘たちに何かあったらじゃ問題ですよからねはいはい」
「‥もちさんはどう思います?」
「‥んどうって…でも確かに最近おかしいと思うし別に反対はしないかな‥」
その後もシロさんにどうか彼と一緒に帰ってくれと頼みこまれ そこまでというのならと言う事で今日からばあちゃるさんと帰ることになった
0155名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウウー Sac9-DbuN)
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2018/12/21(金) 07:10:01.15ID:d3z/TwF0a
自分がメス馬になろうともせずにちゃると付き合いたいだなんて、おこがましいとは思わんかね……
0158名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイW 9b61-Z37j)
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2018/12/21(金) 10:08:11.02ID:7/MK8zCf0
>>154
出会い系アプリのステマサイトで草
0160名無しさん@お腹いっぱい。 (スップ Sd03-F2ls)
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2018/12/21(金) 10:28:19.73ID:pBBIyk+od
>>150
「私」はなとなとだったのか?
つまり稲馬は実質私ちゃるであるということか
ふむ
0164名無しさん@お腹いっぱい。 (オッペケ Sr61-80Xl)
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2018/12/21(金) 10:38:29.15ID:rgR6KOTOr
>>161
頬を叩いてるシーンでたまちゃんかな?と思ったけどなとなとだった
0165名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 12:24:15.07ID:WGv6rt6m0
暗い廊下を四人で歩いた、玄関で靴を履き替え校門まで行くと
もちさんとこれから仕事だというシロさんと別れてばあちゃるさんと私で帰路についた
雪はさっきより激しく降っており、耳があまりの寒さに痛みすらする
息は白くなりついこの前まで夏だったのにもう冬になったのだなと言う実感が今更ながら湧く
隣ではばあちゃるさんが小刻みに震えている、スーツ一枚で明らかに寒そうだ
馬のマスクも雪がかかり白くなっている、手袋をした手を耳に当てながら隣で震えている彼に喋りかけた
「今でもストーカーの気配とか感じますか?」
「そうっすね‥今の所は」
私はきょろきょろと周りを見渡すが誰もいない、あるのは降り積もる雪と反対の歩道に並ぶ
店や人々と道路を走る車のみだ、後ろにも特に人がいるわけでも無い隠れる所もない一本道なので誰か隠れているってわけでも無い
「誰もいませんけどね‥」
「いつもそうなんですよ誰かに見られてる気はするのに後ろを振り向いても誰もいない」
「私のストーカー‥なんてあまり実感わかないしいないとやっぱり違うんじゃないですか?」
「‥なとなとは鈍感なんですよ色々と」
「ちょっとどういうことです‥‥?」
「あくまでばあちゃる君の意見なんすけど‥なとなとはもっと自分がアイドルの卵だってことを理解した方がいいっすよ」
彼は私に諭すように話しかける様子に胸中に悶々としたものがよぎる
「‥‥そういうばあちゃるさんにもきっと好きな人の一人や二人きっといますよストーカーしちゃうくらい」
「喜んでいいんですかね‥それは」
「いいと思いますよ私は」
会話をしているうちにいつの間にか家へとついていた、結局ストーカーと言う奴は現れもせず。
当のばあちゃるさんはあっさりと挨拶をして帰ろうとする。去っていく彼の後ろ姿が見えなくなるまで見送り続けた。
0166名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 12:37:09.62ID:WGv6rt6m0
ばあちゃるさんと帰るようになって一週間たつ、彼の言うストーカーは現れず「視線を感じる」だけで
特に具体的な被害もないままに日々は過ぎていった、ばあちゃるさんは未だに気にしているようだが
私の中ではストーカーという存在は消え去ってしまい、ばあちゃるさんと帰るという習慣だけが
私の日常に入り込んできた、特に何かするというわけでも無いが会話したり、自販機でコーヒーを奢ってもらったり
たまにもちさんや他の部員と帰ったりすることもある。
家の前で両親と遭遇してばあちゃるさんが私を褒めたおすのを必死で止めたりもした、不自然すぎるきっかけで始まったこの習慣は‥‥案外悪い物でもない
そして今日もまた部活動を終えて一緒に帰路に就く
「ばあちゃるさんはいつも歩きですよね車はないんですか?」
「なくしたんですよ免許証」
「え再発行しないんですか?」
「暇がないんすよね〜…あと電脳世界だとあんまり必要ないって事になくして初めて気づいたんですよ」
「ばあちゃるさんに前から聞きたかったんだけですけど便利なこの世界でなんでわざわざアナログな生き方してるんですか?」
彼はしばらく間を置くと答えた
「気分ですかね‥電脳世界ってそういうもんなんですよ‥」
「‥?どういうもんですか?」
「うーんなとなとはここになれてると分かりづらいと思うんすけど無駄な事ってのも…人間らしい生活には大事な要素だと思うんですよ例えば…」
「例えば?」
「ほら…なとなとがやってる勉強なんてデータを頭にダウンロードすればこの世界じゃ終わるのにそれをしないで学校に行ってるじゃないですか
彼は一拍おくとまたしゃべりだした
「合理的な事を突き詰めてしまえば楽だしそれまでなんですけど人間で例えると無駄な事があるからこそその人間の個性が現れるんですよ‥」
「‥ストーカーもですか?」
「そうですね一ただ暴走するのはやっぱりまずいし取り締まりがはいっちゃいますけどね」
学校からすぐ近くの自販機の前に立ち止まるこの自販機で、私達はたまにコーヒーを買って帰るようになっていた
「なとなとなんか飲みますか?」
「いいですよ自分で買います」
「まあまあ‥ここはばあちゃるくんに操を立ててくださいよ」
といつもの台詞を吐くと彼はポケットをまさぐる、スーツのポケットに入っていなかったのか
スラックスのポケットに手を突っ込むが財布が見当たらないようで露骨に焦りを見せていた
彼はしばらく体中を探し回ったが、財布がない事が分かると探すことをあきらめた。かなり落ち込んでいる様子だった
「うわ‥マージンガー!?また財布‥落とした‥最悪っすね‥これ」
「‥‥私が奢りますよ」
0167名無しさん@お腹いっぱい。 (エムゾネW FF43-ZKdr)
垢版 |
2018/12/21(金) 12:39:00.28ID:oKIbtUbQF
なんで馬組さん達は文才が多いんでしょうねぇ…
ファンの数に比べて明らかに比率高いような…
もしかしてばあちゃるの語彙力が少ないのってファンに吸い取られてるからでは…
0179名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 19:02:09.60ID:WGv6rt6m0
今回を含め今月で二回財布を落としたという彼は、流石に自分の注意力の散漫ぶりに呆れて落ち込んでいる、帰る最中も何かとそのことを引きずっていて
普段のお茶らけた態度も心なし‥いやはっきりと落ち込んでいるのが分かる。家へとつくまでにも中々に気を使った
「まあ元気出してくださいよ‥‥あれ?」
「ん‥どうしんたんですかなとなと」
「‥‥家の鍵‥なくしたみたいです」
「ええっ!?なとなともっすかご両親はいつ帰る感じですか?」
「いや‥実はしばらく両親は旅行に行ってて家にいないんですよ」
「マジッすか‥それええーと‥できるなら他の娘達に泊めてもらうよう頼むとか」
携帯は昨晩から充電しないまま電源を付けっぱなしにして寝たので家に充電したまま放置されている事をばあちゃるさんに伝えると彼も困っているようだった
「‥どうします?アイドル部の娘達に泊まれるか頼んでみます?」
「いや!ダメですもう暗いですし‥迷惑になると思うので‥」
「いやあばあちゃる君は大丈夫だと思いますよきっとあの娘達なら受け入れてく‥」
彼が携帯を取り出して、ほかの部員たちに連絡を寄こそうとしたのを見て焦り必死に止めた
「あの‥やめてください!」
私の切羽詰まった様子を見てばあちゃるさんは困惑している、私の要求に従って彼はケータイを鞄にしまった
「ええ‥でもどうしましょうかシロちゃんはしばらくは仕事でいないですし‥」
「ばあちゃるさんの家はダメですか?」
「ばあちゃる君の家ですか‥?いやいやいやダメに決まってるじゃないですか」
「とても勝手なお願いだって事は分かってます私の不注意でこうなったのも分かってますから‥今はちょっとアイドル部の皆さんには迷惑かけたくないというか」
「‥でもうーん‥なとなとには何か‥‥‥‥‥‥‥まあいいっすかねでも誰にも言っちゃダメですよマジでここだけの話っすからねお互いの沽券にかかわる問題ですから‥」
「ありがとうございます本当に助かりました」
彼はマスクの上から頭をかくと私についてくるように促してくる、こうして私は彼の自宅へと一日だけ泊まることになった。私の家から丁度数時間程歩いた空き地に彼の家はポツンと立っていた、
というより置かれていたというのが正しいだろうか、丁度去年みた彼の自宅紹介動画そのままのものが。そこにある
0181名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
垢版 |
2018/12/21(金) 19:51:53.89ID:WGv6rt6m0
彼が玄関を開け私を自宅へと誘う、廊下を歩いてすぐ横のドアを開けると居間へとつながっている
部屋に入って丁度右にはキッチンとダイニングテーブルあり、様々な料理道具が整然と並べられてはいるが使われている様子はない。
左半分はテレビが置かれていて、床にはこたつが敷かれたテーブルが絨毯の上に置かれている
ベランダに通じるガラス戸からは雪が降り積もるのが見える
「荷物はどこか適当な所においてていいっすよ」
「あっはい」
彼に言われた通りこたつがある部屋の隅に荷物を置く、床を見ると馬のマスクが散逸していて
テレビの前にはサッカーの類の雑誌や本が雑多に並べられている。まじまじと彼の私物を覗いているとキッチンから彼が喋りかけてくる
「飯どうしますか?コンビニで買ってきた物なら弁当がありますけど」
「なんでもいいですよこっちは泊めてもらってる立場なので‥」
おっけーですと、彼は使った様子のない綺麗なキッチンに設置されてある冷蔵庫から弁当を取り出すとレンジに入れた
「なとなとは二回にベットがあるんでそっちで寝るといいですよばあちゃる君は一回のソファーで寝ますから」
「いやいや‥私がソファーで寝ますよ」
「大丈夫ですよばあちゃる君はソファーもベットも関係ありませんから」
「どうもすみません‥なんか心配かけてばっかりで」
「別いにいいっすよシロちゃんのお世話してきたので誰かのお世話にはもう慣れっこですからねはいはい」
「シロさんとは同居してるんですか?」
「今は別居してますよここは事務所から少し遠いですから駅が近い所にシロちゃんは引っ越しましたよ‥…ああそっちで食べましょうかね」
「じゃあ‥遠慮なく」
こたつに足を入れるとじんわりと温かみが浸透してくる、キッチンからはチーン温めを知らせる音が響く
それと同時にばあちゃるさんが弁当を二つ持ってこちらに来るとテーブルにおいてくれた
「ありがとうございます」
彼が箸を開くのを見て、私もそれに倣い箸を開く。いただきますと手を合わせて弁当を食べ始めようとしたのだが‥彼がどう食事するのか気になったのでその様子を観察する。
彼はまず箸で魚の身を開くと、箸でそれをつまみ馬の口にあたる部分から箸を突っ込む
、それだけでは橋が届かないので大きく上を向き箸を口まで運ぶとようやく一口終えたようだ。
その様子を見ていると居候の身としては申し訳なくなって来たので、私がこの場を離れるからマスクを脱いで食べるよう提案した
「じゃあそうしましょうかね…」
彼は私の提案を素直に受け止めて私を風呂場へと案内した、そこには彼曰くシロさんが残したらしい服がバスタオル等が置かれている棚と一緒に置かれてる
服を脱ぐと風呂場に入ると体と頭を洗い湯船に入った
湯船に入ると自分が置かれている状況を冷静に顧みる程に頭が緩くほどけていく
異性の部屋に泊まり夕食をご馳走してもらった上に風呂に入っている。改めてアイドルがしていいことじゃないなと考えながら
湯船に頭を沈み込ませてブクブクと水中で息を吐き連ねていく…そういえばなんでこんなことになったんだっけ。あっ…ストーカーか。そういえばそうだったな
誰かも分からないし存在するかもわからない彼女は今頃寒空の元、私かばあちゃるさんの為に町を歩いているのだろう
0182名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
垢版 |
2018/12/21(金) 20:22:18.95ID:WGv6rt6m0
湯船から顔を出てて風呂場を出ると、脱衣所で体をふいて丁寧にたたまれたシロさんの古着のパジャマを着る。
ついパジャマを顔に当てて匂いを嗅いでみると洗剤の匂いがした
脱衣所から廊下へと出て居間へと向かうとスーツを脱いで白シャツを着たばあちゃるさんが酒を飲みながらテレビを見ていた。
バラエティ番組の芸人が相方にツッコミを入れる様子を見て、若々しい声でばあちゃるさんは笑う。
私が立っていることに気づくと快活に声を掛ける
「あっなとなともう出ましたかじゃあばあちゃる君もはいりましょうかねー」
あわててマスクを被ったのだろう若干、マスクが斜めに傾いていてちょっと小突けばすぐ脱げてしまいそうだ
「脱げそうですよそれ」
「えっ?ああ…」
私に言われてマスクの位置を出鱈目に弄るがさっきより悪化している、いくら何でも油断しすぎだろう明らかにおかしい
「‥酔ってます?」
「いやいやばあちゃる君はそう簡単に酔いませんよ」
「その割にはふらふらしてますけど」
「まあまあなとなともちねょっと座って話しましょうよ」
彼が隣の空間をぱたぱたと叩き、隣に座るよう促しているがそれを無視して空いている右側に座る
彼に遠慮してこたつに足を入れるのはやめておいた
「いやー…正直色々不安だったんですよ」
「何がですか?」
「いやなとなとが最近色々思い悩んでないかってずっと思ってたんですよ色々抱えててそうでね」
「えっそう見えました?私が?」
「あー……えっと…それはですねはいはい」
私は全くぴんと来なかったのだが、彼は何か口を滑らせと思っているようで口ごもったまま頭の中で言葉を探している
「ほら…さっきもアイドル部の娘達の家に泊まるのいやがったじゃないですか」
「ああ…あれですか単純に迷惑じゃないかって…思っただけですでも別にばあちゃるさんの迷惑を考えなかったってわけじゃないんですよ?」
「ばあちゃる君を信用してるって事ですか?」
「…うーん当たらずとも遠からずですね別にそこまで信頼してるわけでも無いです」
「ああ…そうっすか…でもなとなとが泊ってくれてね嬉しいんですよ広い部屋で一人ってのはなんだか寂し感じがあったんですよ」
「ばあちゃるさんは付き合ってる女性とかいないんですか?」
「えっ?なんすかいきなりその質問逆にいると思います?」
「思います」
「いたら寂しがってませんよでも今の所の話っすからね!」
「ストーカーなら喜んで同棲してくれますよ」
彼はビール缶をテーブルに置くとボソッとつぶやいた
「…でも確かにストーカーでもかわいい娘ならばあちゃるくん全然いいですかね」
「見境ないですね風紀が乱れてますよ」
彼は返事もせずにそのままテーブルに突っ伏した
「…ばあちゃるさん?」
彼の体を揺らすがまったく起きる様子を見せない。よっぽど疲れていたのかそのまま眠ってしまったようだ。マスクがぐにゃりと歪み
ほぼぬげかかってしまっていた。どこか布団のようなものはないかと部屋を見渡すがそれらしきものはなかったので
私が持っていたコートを鞄を取り出して彼にかけておいた
脱衣所へと向かい彼の言われた通りピンク色の歯ブラシを使い歯をみがいた、コップが二つ置いてある一つには
おそらくばあちゃるさんの物と思われる水色の歯ブラシが中に入っている。もう一つのコップに
歯ブラシを入れると私は脱衣所を出て居間へと戻った
さっきと変わらず身じろぎもせずにこたつで眠ってしまっているばあちゃるさんがいた
「どうしよ…寝室聞きそびれた」
とりあえずこたつに入ると、ばあちゃるさんの足に当たらないように折りたたんだままにして寝っ転がった
別に何か期待していたわけではないがあまりにも拍子抜けした晩だった異性…ばあちゃるさんの家に来て何か楽しい会話をする訳でも無く…
「はあ…」
何のためにここに来たんだろう…なんでここに来たんだろうと…とまた同じことを堂々巡りに考えている頭は
暖かさから次第に眠気に誘われて意識が途切れていった
0183名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 20:43:16.03ID:WGv6rt6m0
夢を見る。
私は学園にある広い草原で解き放たれたおとなしい馬の体を撫でている、しばらくそうしていると
その馬がばあちゃるさんに変身した、それに焦るわけでも無く彼と向かい合っていると
彼は私の手を引いて歩き始めたばあちゃるさんは何も言わに私も彼の成すがままに手を引かれ歩く
彼が連れて行った先は私がいつも部室として使用している絵画等だった。そこにはシロさんが待っていて。
ばあちゃるさんは彼女を見ると大喜びで中へと連れて行った、それにつられるように急にアイドル部の仲間たちが現れゾロゾロと集まってくる。
相変わらずばあちゃるさんは彼女らにいじられながらも上機嫌に戯れていた。
私はばあちゃるさんに手を離されたままに立ち尽くしていた。絵画棟に入っていく彼女らを少しの間眺めた後もどかしい気持ちを抑え
回れ右をして帰路につこうと振り返ると、ストーカーのように佇んでいる女性がいた。そんな変な夢

…変な夢。体を起こすと、寝起きのぼーっとした頭で今の状況を顧みる、昨日の事が緩やかによみがえり始めた
ばあちゃるさんの家に泊まったんだった
こたつから抜け出して時刻を確認するためにスマホを探るも家へ置いていったことを思い出す。
立ち上がってテレビの上に掛けられている午前九時を示す時計を見つけると寝ぼけた頭が本格的に覚醒し始め私は思わず叫んだ
「やばっ!学校!!」
「今日祝日ですよ」
「へ?」
ダイニングテーブルがある部屋を見るとばあちゃるさんが昨晩のだるけきった姿からは想像も出来ない、いつものキッチリとスーツを着こなした姿が見えた
「あっ…おはようございます」
コンビニの袋がテーブルに置いてある、彼はもう朝食を済ませたらしく優雅にコーヒーを飲んでいる
「昨日は申し訳なかったすね…眠っちゃっていやなんか疲れてたんですかね」
「大丈夫ですよ…ゆっくり寝れてなによりです」
「ああそれと脱衣所にシロちゃんのお下がりを用意しておいたんで着替えてくるといいっすよ」
「どうも有難うございます」
脱衣所に着替えに向かうと、セーラーカラーのTシャツと黒の長スカートが用意されていた、着替えて居間へと向かった
「着替えました」
「おっかわいいっすね〜それもシロちゃんのお古なんすよね」
「どうもそんな嬉しいですか?」
「そりゃ自分のアイドルがかわいかったら嬉しいっすよ…シロちゃんもこうやって褒めたなあ…懐かしいっすね」
「はは…どうも」
私はばあちゃるさんが買ってきてくれたコンビニの弁当を食べると歯を磨いて、顔を洗う鏡に映る自分の顔はどこかくたびれていた
もう一度顔を洗い軽く顔を叩くと居間へと向かった

「ばあちゃるさん私学校へ行ってきます」
「え?なんで?」
「いやいつまでもここに居させてもらうわけにもいかないので…あとさっき思い出したんですけど家の鍵…多分学校です」
彼はそれを聞くと椅子から立ち上がる
「じゃあばあちゃる君も一緒に行きますよ休日は先生いないとだめなんで」
「すいません本当に」
「大丈夫ですってなとなとは一々感謝しなくてもいいですよ」
私達は家を出ると学校へと向かった、冬の朝は刺すよな冷え込みだコートを着ていても体が震えてくる
他人の家から歩く学校への道のりはなんだか景色がいつもと違う。ばあちゃるさんがいつも出勤の時に見る景色を追体験しているようで。
普段とはまた違う新鮮な感触を覚えながら歩いた
0184名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 20:45:48.47ID:WGv6rt6m0
学校へ着くと校門は閉まっておらず中には簡単に入ることが出来た
ばあちゃるさんは職員室に用事があるといって私に職員室のかぎを渡すと歩いて行った。
私は教室へと向かうとばあちゃるさんから渡された職員室の鍵を開けて、自身の教室の鍵を開けた誰もいない冬の廊下はどこか物悲しい
鍵を回し教室の扉を開けると自身の机に手をつっこみよく鍵を探す、手にカギにつけていた鈴の音がチャリンとなると
自宅の鍵をつかみ取り私はばあちゃるさんがいる職員室へと向かった。扉を開けると彼は机の書類束を整理している
私に気が付くと名前を呼びかける
「なとなと鍵は見つかりましたか?」
「ありました!どうもご迷惑おかけしました」
彼は゛大丈夫゛と手でジェスチャーするとまだ仕事があるから、帰ってもいいと私に伝える
「あっなとなとその服気に入ったらもうもらっちゃってもいいですよ」
「いや悪いですよ」
「いやいやもう着る人もいないですしねそれに本当になとなとに似合ってますかね!ばあちゃる君てきにももらってほしいというか」
「…処分するのめんどくさいから私に上げたとかじゃないですよね?」
「ええっ!いやいやいや違いますよ…そんな事しないっすよそれ逆にばあちゃる君に失礼な奴ですよ」
「ごめんなさい冗談ですよあの…本当にありがとうございました」
彼に一礼すると私は学校を去った、家へと帰りつくと玄関を開けて早速部屋へと入った姿見が目に移り
思わずまじまじと自分の姿を見つめた、シロさんはなんでこの服を着なくなったのだろう
新品同様で人によってはロリータ趣味が強く感じられるかもしれないがとてもかわいい服だ。
「…貰っておこうかな」
私はベットの下に投げ出された充電器に刺さっているスマートフォンの電源を付けると、さっそくLINEを確認すると。
もちさんがストーカの件もあってか私が返事を寄こさないことに心配して他の部員に聞きまわっていたようだ
アプリの通知を示す数字からは赤く100と表示されていた
もちさんに返事を返すと、返事はこなかったがその代わりに、電話がかかってきた
「はいもしもし」
「なとりん!?ちょっと昨日の夜何してたの?滅茶苦茶心配したんだよ!?」
「大丈夫ですよちょっと油断してたら居眠りしちゃってただけですから」
流石にばあちゃるさんの家に泊まったことは言えなかった
「もお〜…ストーカーとかさ…色々心配してんだから」
「ごめんごめん」
彼女とひとしきり話すと学校でまた会う事を約束して、電話を切った休日だというのに特に約束はないし特に用事はない
配信が夜中にあるがもう予定はもう決まってある。その日は昨日の事を思いながら特に何をするわけでも無く一日を過ごした

翌日、学校が終わり放課後絵画棟へと向かう、部員が一人しかいない為に放課後はときたま先生が自室にいるだけでほとんど誰もいない
幽幽として汚れてい廊下を歩き二階の部活動の拠点としている美術準備室に入ろうとするが開かなかった。
「…あれ?」
ガチャガチャとドアノブを回すがやっぱりあかない、誰かが閉めてしまったのだろう。
古いタイプのドアで一度中から閉めてしまうと鍵が無ければ中からしか開けることが出来ない。
私は絵画準備室の鍵の場所を知らなかったためにどうしうもなかった、にっちもさっちもいがず。結局部活動はあきらめて帰ることにした
学校へ向かうとばあちゃるさんに早く帰ることを伝えるために、職員室へと向かった。
彼がいるはずの机には誰もおらず、先生が一人だけ業務を淡々とこなしている。先生に彼の所在を聞いたが、分からないという答えが返ってきた。
普段は神出鬼没のくせに彼は私の部活が終わるときにいつもタイミングよくどこからともなく現れる、
けど今から何時間も待つわけにはいかないので、今日は早く帰ることを後でLINEを送っておこうと考えて一人で帰路に就いた
0185名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 20:52:59.25ID:WGv6rt6m0
いつもより早めに帰っているからか空はまだ若干明るい
逢魔が時の空はいつもの夜空ではなく暗澹に染まる夕焼け空が広がっている
今日の夕日は不気味だ絵画棟から見える空は哀愁があったが、今日は赤黒く染まっている為か血のように映る
隣に誰もいないことを少しだけ寂しく思いながら粛々と町を歩いた
学園から歩き始めて、しばらくすると何か嫌な気配がし始めた
うまく言えないがゴキブリが服の中にはいりこみ体中を駆け回っているような感覚。
誰かの視覚が体を這いまわり私の死角を誰かが支配している。
電柱の裏に曲がり角に、けど後ろを振り返るも誰もいない。
動悸が激しくなっていく、徐々に徐々に距離を詰められていく感覚に耐えられなくなり。私は住宅街を走り出した。
ストーカーが本当に存在したとは信じられなかった、一人になったところを狙われるなんて
大人しく待っておけばよかったと後悔してももう後の祭りだ。恐怖が全身を伝う
いくら走っても走っても私の鈍足じゃすぐ追いつかれる
自宅までがあまりに遠く感じる
私は腕をつかまれた、つかまれた瞬間意を決して腕をつかんだ相手を思いっきり鞄で殴ると相手は悲鳴を上げた
「いだあああああ!!!」
そいつはいかにもストーカーを象徴しているような恰好をしていた。
茶のコートを着ている彼女は痛みにもだえながなマスクをした顔を抑えながら悶絶する
雪にうもれて這いつくばる彼女をまじまじと見つめると
どこかで見たことあるみょうちくりんな巫女服がコートから見えている…金髪のツインテールが揺れる…
「え‥?い…いろはさん」
「なとちゃん何すんの!」
彼女は痛そうに顔を抑えると涙が頬を伝う
「え?あ…ごめんなさい…えっ…なんで追いかけて?」
「だってなとちゃんが逃げるから…」
「あっすいません…ちょっと不審者かと思って大丈夫ですか?」
「…いたた大丈夫だけど…あっそうそうなとちゃんあれ馬Pと帰ってますよね?」
「…ええまあそれがどうしたんですか?」
すると彼女はポケットから財布を取り出した
「あの…これ馬Pのなんだけどなとちゃんから渡してくれない?あのどこにいるのかは分からなくてさ」
「午前中はいましたけど…そういえばいろはさんいませんでしたね」
彼女は顔を歪めた明らかに口を滑らせたと苦笑している
「いやあ…バイトでサボってて」
「………」
例の独特の笑い声で彼女はごまかそうとしていたが、そうはいかないその場で軽く説教すると彼女はしゅんとしてみせる
「じゃあ明日渡しておきますいろはさんも気を付け…」
「あっ待ってまだまだ」
彼女は私の手をつかむと鞄からマフラーと手袋を私に差し出した。
彼女に顔は赤くなっている夕日のせいだけではなさそうだ
「これ馬Pになとちゃんから渡してほしくて」
「えっ…これいろはさん?プレゼントですかばあちゃるさんに?じゃあ直接渡した方が…」
それを聞いて彼女は苦い表情で言った
「あのー馬Pって神出鬼没だしー‥それになんとか誤魔化して受け取ってくれそうにないから」
彼女の顔はストーカーなんてものではない、そう恋する乙女なんて表現が正しいのかどうかは分からないし
彼女の胸中を聞けるほど私も図々しくなれない
「大丈夫ですよ彼は好意を無下にしたりはしませんから明日一帰りに渡しましょう」
「ええー…大丈夫かな」
「大丈夫ですよ」
「んー…じゃあなとちゃんが言うなら」
そう彼女は言うとマフラーと手袋を持ち帰り別れの挨拶を告げると帰っていった。結局ストーカーの犯人は彼女であり
被害者はばあちゃるさんだった。明日からはもう一緒に帰ることもなくなるだろう
そう思いながら財布を鞄にしまうとまた自宅への道を歩き出した
0186名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ cb85-6UAB)
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2018/12/21(金) 20:57:21.47ID:WGv6rt6m0
おわり

翌日はいろはさんと絵画棟で喋りながら時間をつぶすと、校門前で待っていたばあちゃるさんにマフラーと手袋を渡した
いろはさんは足をクロスさせいつもの癖で首の後ろに手を当てて…笑いながら顔を赤くさせているばあちゃるさんは驚嘆してはいたが
予測通り彼女の好意を無下にはしなかった
「ストーカーはごんごんだったんすね道理で」
「ちょっとどういう事ですか?馬Pはいろはを…」
真実が分かり彼女らは仲良く笑いあっていた、私はその甘ったるい雰囲気に耐えられそうになかったので一人で帰ることを彼に伝えた
「なとなと一人で大丈夫ですか」
「ストーカーはもういないじゃないですか」
「急にどうしたんすか冷たいっすね三人でいきましょうよごんごんと二人っきりとかばあちゃる君いやっすよ」
彼がそういうといろはさんはポコポコと彼の顔を叩く、それを見てつい微笑んでしまう
「゛ストーカーでも可愛ければ誰でもいい゛んでしょ」
「何…?馬P何?」
「ああー…もういいっすよじゃなとなとまたねー!また明日」
「ええ‥さよなら」
二人で反対の方向へと歩いていく、彼女の背中が見えなくなるまで私はずっと眺め続けた


家へ帰り着くと。部屋へと入りベットに荷物を投げ出す。
ポケットからスマホを取り出そうとするといろはさんから受け取った財布が入っていた。
「渡し忘れた…」
机に置き中身を見る数枚の万札とカードそれ以外は特に目立ったものは入っていない
ふと思い立ち机の中から免許証の入った財布を私は取り出した
あの夜私が拾った財布。結局渡すことが出来なかった。その翌日に一緒に
帰ることになるなんて私はなんて運がよかったはずだった、それから私は何ができたのだろう。
一緒に帰って喋って、コーヒーを飲んで…鍵をなくしたなんて嘘をついて無理矢理な理由を付けて止めてもらって
でもそれ以上一歩進もうとはしなかった。手にこぼれてた宝石を私は受け止める事は出来ず自ら手放し、いろはさんに譲ってしまった
しかし私の手元にはまだ一つだけ残っている、明日…いや明日じゃなくてもいい、今でもいいんだ、私は彼の住所を知っている。
それだけでも何かやれるはずだ、ストーカーと言われても。もうなんでもいい
目の前の宝石に手を伸ばさず捨て去るなんて間抜けもいい所だ。その財布を握りしめて私は家から出た
外は寒いあの時と同じように突き刺すような寒さが体中を襲う。雪が降り積もる中彼の家を目指して歩く。
一時間は歩いたところで前方に見慣れた人影が見えた、目の前に彼がいる。相変わらずスーツ姿で寒そうにしていて
違うと所と言えばいろはさんのマフラーと手袋をしている所だろうか
「ばあちゃるさん!」
私は彼の名前を叫んだ。振り向いた彼は私がこの場にいる事に驚愕しているようだった
私がかわいいかどうかは知らないけど、あなたはストーカでもかわいい娘だったら誰でもいいんでしょ?
私の好意を断らせはしないあなたがそう言ったのだから。あなたが身に着けているそれが何よりの証拠だ。
私はポケットの中の財布を握りしめると彼の所へ一歩踏み出した。
0193名無しさん@お腹いっぱい。 (アウアウエー Sa13-zk28)
垢版 |
2018/12/21(金) 23:34:23.81ID:6W1wNiF9a
はいはいはい、ばあちゃる君の登録なんてする前にねシロちゃんやアイドル部の子たちの登録してくれる方がね、ばあちゃる君としては何倍も嬉しいんでね、皆さん協力お願いしますねはいはいはい
0195名無しさん@お腹いっぱい。 (オッペケ Sr61-80Xl)
垢版 |
2018/12/21(金) 23:59:27.43ID:rgR6KOTOr
SSええやん

…ええやん
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