2023/7/30
米債券相場が反発するという賭けはまだ先行き不透明だ
FRBのパウエル議長は26日、1980年代初頭以来の急ピッチな利上げをついに終了する可能性を示唆し、トレーダー待望のポジティブなシグナルを送ったように見受けられた。
だかしかし、こうした楽観的な見方は他の要因に抑えられている。ウォール街のディーラーは、政府が借り入れ拡大に伴う国債大量発行が間もなく始まると予想。
FRBはインフレが予想以上に根強いと判断すれば、利上げを継続するか高めの政策金利を長期化する可能性がある。日本銀行は超金融緩和政策から一歩後退し、債券利回りの上昇を容認。日本の投資家に米国から資金を引き揚げ国内投資に向かわせるインセンティブが強まった。

来年半ばまで政策金利を5%超の
水準に維持想定に変わってしまい
利下げの期待が大きく後退したこと
ぶっちゃけみんなもう忘れていた「債務上限問題」での
国債発行がついに始動すること
この2点が利上げ終了目前でありながらいまいち
債券価格が上昇出来ない原因となっている
米債ショートはまだ莫大に積まれたままだ