むかしむかし、あるところにテストで赤点ばっかりとってた落第生のAくんがいました。

ところが、ある日、Aくんは突然テストで満点を取れるようになりました。近所のお人好しの秀才のBくんがテストでカンニングさせてくれたからです。

このAくんはその調子で一流大学を出ました。

このカンニングが得意なAくんにはカンニングをさせてくれるお人好しの友だちがたくさんいたからです。

なぜかBくんの親戚はAくんにお金を預けて自分は金持ちになるぞと言い出し始めました。Aくんは一流大学を出た後に会社を立ち上げたからです。

ところが、その途端、Bくんは貧乏になりました。いつも通りにカンニングをしようと思ったのですが、さすがにいつまでもお金の儲け方までカンニングをさせてくれる人がいなかったからです。

さて、Aくんにお金を預けた人はどうなったでしょうか?

そのお金は一銭も戻ってこなかったとさ。