自然哲学は何の役にも立たぬと非難されたタレスは、次の年の豊作を予期し、冬の間にオリーブの搾り機を借り占めた。すると、収穫の時期に多くの人が彼から機械を借りたので、莫大な利益を得た。
こうしてタレスは、金持ちになる事は可能であるが、そのような事は関心にない事を示したという。