今日のモーサテの中での会話


西野ちゃん「以前からホリコさんは番組の中で今年のS&P500の高値を3800と予想されています。
大統領選などを巡る状況が変わってきていますが、予想はそのままなんでしょうか」

ホリコ「はい。変わりません。金利がほぼゼロとなった今、リターンを得るということはすなわちリスクをとるということです。新型コロナの感染が拡大した以降の相場はまさにそのようになっています。
こちらSP500指数に上下を反対にしたVIX指数のチャートを重ねたものですが、かなり連動性が高いことがわかります。すなわち市場の不安心理がより高い時に高いリスクを取っていればのちのち大きなリターンが得られたということです。」

西野ちゃん「そのリスクに関して言いますと、この先もさまざまな不透明感指摘されていますね」

ホリコ「はい。現在市場が感じているリスクを大きくを4つ挙げられます。大統領選挙、追加経済対策の行方、新型コロナウイルスの感染の拡大、そして7-9月期決算です。ただいずれもこの先1か月から3カ月程度と比較的短期の期限付きリスク要因です。そして大雑把ではありますけれども、これらのリスク要因で市場には今10%程度のリスクプレミアムが織り込まれていると考えています。時間の経過とともにこれらのリスク要因が剥落していくことと考えられるためSP500指数が年末までにあと10%上昇し、3800近くの高値を付ける場面が来るとの見方に変わりはありません。」