確かにアマゾン株を大底で買えば資産は300倍に増えただろうし、たとえドットコムバブルのピークで買ったとしても10倍以上に値上がりしてるんだから、
アマゾンに投資してあとは気絶してるだけで儲かったのは事実です。

しかし、大暴騰を事前に知ることは誰もできません。

アマゾン株が上昇している主な要因はネット通販事業の成長ではなくて、クラウド事業の成功にあります。アマゾンがクラウド事業でいつ頃からどれくらいの利益が期待できるのか、
そういったことがほとんんどわからない中で赤字企業のアマゾンに長期投資することは極めて困難です。

まして赤字企業のアマゾンが期待値だけで上昇する中で、増収増益実績の成長企業があれば、多くの個人投資家は実績のある成長企業に投資しようという風になるはずです。

こうした背景の中でアマゾン株が100倍、200倍、300倍と上昇してきたので、
今更アマゾンに長期投資しても同じようなリターンは期待できず、市場平均並みかそれ以下の可能性だって十分あるわけです。

従って、「アマゾンに長期投資してあとは気絶していればいい」と考えている個人投資家の投資姿勢はクソダサいです。

また、「バフェット太郎はグロース株投資を嫌っている」というのも誤解です。
バフェット太郎はグロース株投資を嫌っているわけではなくて、「多くのグロース株投資家にとって『後悔』という未来が待ってるだけだ」と言ってるだけです。