意外高の日本株、海外勢買い戻しなど需給逆回転
変化がみられるのは需給面。年初から大幅に売り越していた海外勢が買いに転換し、売り方はショート
カバーを余儀なくされている。株高の勢いは強いものの、「ストーリー」が弱い中で本格的な上昇局面
に入ることができるのか注目されている。
今年年初から9月第1週までの海外勢による日本株の累計売り越し額は、約8.5兆円。
内訳は、現物が約4.4兆円、先物が約4.1兆円。「買いの中心は海外勢。ヘッジファンドなど
短期筋だけでなく、長期投資家からの買いも入っている」(国内証券トレーダー)という。