昨日はA級順位戦のプレーオフをやっていたけど、
史上初の6人プレーオフで、このところの将棋界はほんとに話題が尽きなくて面白い。
話題の半分は藤井六段のミラクル、あとの半分は羽生竜王の永世七冠、国民栄誉賞。
この2人で交互に話題を回している。
あとは叡王戦絡みの話題くらいか。

恐らく今年中に藤井七段昇段、羽生竜王のタイトル通算100期が待っているけど、
この流れだと羽生さんが名人竜王の二冠になってもおかしくないからそうなると面白いなと。
藤井六段は五段になってから無敗で、そのまま六段になって
今、13連勝までいっているのだけれど、この連勝はいつくらいからまた騒がれるのだろうか。

昨日のプレーオフは、久保王将、豊島八段、共に受け将棋で、
全然攻めなくてジリジリやっていて、これはこれで面白かった。
久保王将の二つ名の「粘りのアーチスト」って、
何がアーチストなのかかよく分からないよね、粘ってるけど。
と藤井九段がいつもの調子で解説していたけど
そういえばとりあえず藤井九段のことを終末のファンタジスタとか略してファンタとか呼ぶのはやめたげてとは思うw
まぁそんな感じで久保豊島戦はネバネバしてて、ネバネバの危うさや難しさが垣間見れて、なかなか見応えがあった。

豊島八段はなんでここまで執拗に受けに徹したのかは分からないけど、
たぶん大山十五世名人的な何かを掴みたいという目的があってやっているんだろうという気がする。
あと12時間以上の戦いにもかかわらず終始背筋を伸ばし綺麗な正座を崩さず、
ポーカーフェイスを貫ききってる様子も、ちょっと羽生結弦に似てて、
見ていて何か感じるものがあった。
そういう意味で先が楽しみな棋士だから、少なくとも羽生さんのとこまでは勝ち上がってもらいたい。
というか豊島八段タイトル奪取はよ。