マネックス・ショックとは、2006年1月のライブドアショック時に、マネックス証券がライブドアおよびライブドアの子会社の株式の信用担保能力の評価(掛け目)をゼロとすることを日中に突然発表したことに端を発した、株式市場の連鎖的な混乱と暴落のことです。

ライブドアショック後の急落は、マネックス証券の上記の行動により引き起こされたとも言われています。

前述のとおり、通常保有株式の担保評価は株価の80%で計算されますが、これをいきなりゼロにされてしまっては、ライブドア関連株を保有していた投資家の多くが追証発生という事態に陥ります。

保有株の下落が原因で追証となった場合、通常保有株を売却すれば、維持率は回復しますが、こういった場合投資家が一斉に売ろうとするため、値が付かず、売りたくても売れない事態となり、さらに状況を悪化させることになります。

しかし、基本的に掛け目は証券会社が自由に決められるものですので、それに逆らう事はできません。