これは当然のことで、高配当戦略を採用するVYMは
キャピタルゲインよりもインカムゲインを重視しているので、
その分、政府から多く課税されてしまい、リターンが大きく押し下げられるのです。

証券会社から出されている目論見書もシーゲル博士の著書で書かれている研究結果も全て配当金にかかる課税を無視して計算しています。

確かに税金を考慮しなければ、高配当戦略は優位に立つかもしれません。

しかし、私たちの多くは個人口座でインカムゲインに対する課税を
スキップする術を持っていません。

高配当戦略は下手をすると、自分が儲かるのではなく、
いつの間にか政府が儲かる戦略にすり替わってしまう危険が高いのです。