さて、IBM株はバフェット氏が初めて買ったハイテク株ということで多くの投資家から注目を集めていました。
なかにはバフェット氏が投資しているからという理由でIBM株に集中投資しているマヌケな投資家もいるほどです。

バフェット太郎もIBM株に投資していますが、これはバフェット氏のマネしたというわけではなく、
S&P100種採用銘柄で、連続増配株かつ配当利回り3%だった唯一のハイテク株ということで投資しました。
そのため、バフェット氏がIBMを売ったからと言ってバフェット太郎まで売るということはありません。

また、そもそもIBM株はバフェット太郎のポートフォリオ全体の10%を占める程度なので、資産全体に与える影響も軽微です。
例えば、今回の報道を受けてIBM株は2月の高値182.5ドルからー15%安と急落していますが、株式資産全体に与える影響はー1.5%程度でしかありません。

一方でIBM株に集中投資しているような経験の浅い未熟な投資家は、
この二か月で15%も資産を吹き飛ばしたことになるので、心が穏やかでいられません。
こういう「ブラックスワン(事前に予想できないこと)」が起こるからこそ、日頃から分散投資を心掛けなければならないし、それを怠った投資家はこのようにツケが回ってくるのです。


東条ww