3) 10bit in fullscreen windowed mode
 Microsoftが言うには、ビデオ再生やゲームがボーダーレスフルスクリーンで実行される場合、
 Windows10ではDWMがバイパスされるらしいんだ。
 Microsoftはこれを「direct scanout」と呼んでる。
 これは従来のFSEのデメリット無しで使える真のFSEモードみたいなものかも。
 「direct scanout」の間はwindowedモードでさえ10bit表示がサポートされる。
 たとえ"HDR and Advanced Color(HDRと詳細な色)"の設定がオフになっていてもね。

 madVR 0.92.0では「ボーダーレスフルスクリーンかどうか」によって、
 windowedモードでの8bit/10bitが自動的に切り替わる。
 この機能にはWindows10が必要。

4) "let madVR decide" HDR configuration
 HDRの新しいデフォルト設定が "let madVR decide" になったよ。
  ・Win10 Creators Updateの"HDRと詳細な色"がオンならモニタは常にHDRモードになる。
   結果としてmadVRはHDRコンテンツには何もせず、HDRメタデータをモニタに渡すだけになる。
   SDRコンテンツはOS/GPUによってHDRにアップコンバートされる。
   "HDRと詳細な色"をオンにするのはお勧めしないよ。
  ・"HDRと詳細な色"がオフで、GPUドライバーとモニタがHDRをサポートしているなら、
   madVRはAMDとNvidiaのプライベートAPIを使ってモニタをHDRモードに動的に切り替えるよ。
  ・それ以外の場合は、それなりに見れるように、HDRをSDRに変換するよ。

 基本的に"let madVR decide"にしておけばSDRもHDRも正しく見えるし、
 パススルーが可能ならそうするようになってるよ。