>>460
「それじゃ、出たものを自分で見てみようか。」
「え?…――――!!」

熱に浮かされた頭が急激に冷える。
本能側から、理性側へ一気に。
振り向かされた彼女が見たのは、自分の産んだうんこ。
シートを埋め尽くすかの如き、えげつない量。
どこをとっても5センチは下らず、太い所は6センチあるかもしれない。
長さと量も半端ではなくメートル単位の、便秘エルフに負けない凄まじい特大うんこ。

「こ、こんなに、私が……?」
「うん、見立て通り外ですると凄いね、ぶっといのが、こんなに。」

遅れてやってきた羞恥心が、彼女を焦がす。
便意で塗り隠された恥ずかしさが、今更表面化する。

「犬だからかな?外でするとこんなに大きいの。」
「あ…あわわっ…私っ」
「もし誰かに見られたら、外でこんなデカいうんこをする変態女って覚えられちゃうよね。」
「………っ」
「外でこんな凄いうんこして、恥ずかしい?」

彼女は顔を押さえ、こくこくと頷く。

「…それじゃネール、片付けようか。」

彼の命令に従い、シートの四隅を紐で吊り上げてうんこを包み、袋に入れる。
袋を持ったネールの右手に、彼女のうんこの重みがかかる。
(………っ)
自分のうんこの重さをを自分が感じる事で、"外で""こんなに出した"事実を彼女に焼き付ける。
顔を真っ赤にして押し黙るネールに、後ろから抱き付いてお腹をさすり、耳元で囁く。

「外でうんこするの、仕方ないよね。僕が命令してるんだから。」
「し、仕方ない…?」
「そう、そこまで我慢させたのも僕なんだから。」
「そ、そう、でしょうか…?」

羞恥でショートしている彼女に、肯定が刺さる。

「君はしていいんだよ、僕の前で、外で思いっきり。」
「うんこ、気持ちよかったでしょ?」
「ここなら、我慢しなくていいんだよ?」

彼女の裏の本能の色を、より強く。でも、混ざらないように。
普段の気丈な彼女と、裏の本能を出した彼女。
そのどちらも、好きだから。

「今夜、一緒に寝ようか。うんこの大きな、僕の大切な飼い犬―――」

                       つづく