今年は「iPhone X」が顔認証のスタンダードを大幅に底上げしましたが、Samsung(サムスン)をそれを黙ってみてはいません。Samsungは1月4日(現地時間)、新型のモバイル端末向けプロセッサ「Exynos 9810」を発表しました。
その特徴は、AI(人工知能)と顔検出です。

「Exynos 9シリーズ」の最新プロセッサとなるExynos 9810は新型Galaxy Sスマートフォンなどのハイエンド端末用に開発されたプロセッサで、ニューラルネットワークとディープラーニングを利用した先進の3Dによる顔検出や、画像からの物体認識が可能です。
Samsungが「ユーザーの顔を利用してデバイスをアンロックするのに役立つ」と謳うだけあり、iPhone Xのようなセキュアな顔認証を実現しようとしていることがわかります。
Exynos 9810は2.9GHzで駆動される4つのパフォーマンスコアと、4つの省電力コアを搭載。前モデルに比べてシングルコアあたりのパフォーマンスは2倍、マルチコアでのパフォーマンスは約40%向上。
プロセスルールは10nmで、生体認証データなどの分離処理も可能です。
搭載モデムは業界初の6波キャリアアグリゲーション(6CA)によるLTEカテゴリー18に対応し、下り最大1.2Gbps、上り最大200MbpsのLTE通信が可能です。さらに120fpsでの4K解像度動画の撮影も可能だとか…。とにかく、凄まじいプロセッサです。
なお、Samsungは今年初旬に新型スマートフォン「Galaxy S9」を発表すると期待されています。Exynos 9810は、そのGalaxy S9に搭載されるプロセッサの最有力候補といえるでしょう。

とにかく、凄まじいプロセッサです


結論:情強はGalaxyS9のExynos版を黙って買う