SMAPが今年の大みそかで解散する。
昨年1月、週刊誌上での『育ての親』チーフマネジャー叱責という形で顕在化した騒動は、その後もジャニーズ事務所を激しく揺さぶっているが、実はこの裏で、
ジャニーズ事務所はジュリー氏を後継者とする新体制を強固にするため、秘かに動いていた。新生ジャニーズの象徴とも言える場所が、東京・渋谷に出現したのである―。

「今年の春、打ち合わせで初めてあのビルに行きました。告げられた住所を頼りにビルにはたどり着いたけど、看板が出ていないし、警備員がいるだけ。

 1階のエントランスは簡単なイベントさえできそうな広さなのに、がらんとしてエレベーターホール以外は真っ暗。受付には誰もおらず、館内のテナントの掲示も一切なかった。全館ジャニーズ関連会社が入居しており、他の企業はいないようですね」(取引会社社員)

 渋谷の喧騒から少し離れたオフィス街。全面ガラス張り、12階建ての、一見IT企業が入居していそうなビルがある。ここがジャニーズ事務所の新たな本拠地=ジャニーズの城である。

 本誌がこのビル周辺を取材していたある日の夜7時過ぎ、イケメンの少年たちが次々とビルから出てきた。

「お疲れさまでした!」

 と年上の少年に頭を下げる子もいる。見たところ小学生から、中学生、高校生らしき少年もいる。とはいえ、服装も髪型も驚くほど垢抜け、普通の少年とは見るからに違う。

 細いダメージジーンズをはきこなす少年、つばの広い帽子をオシャレに着こなす少年、見たこともないほど端整な顔立ちの少年―間違いない、彼らはジャニーズJr.だ。

 その後も、このビルに数十人のジャニーズJr.の少年が出入りするのを本誌は目撃した。どうやら、週末を中心にこのビルでジャニーズJr.のレッスンが行われているらしい。大人数を収容できる稽古場が完備されているようだ。