『うわぁ、すごい人だなぁ』
あれはクリリンか、こんな熱いイベントに今更くるとはバカな奴だ
クリリン『あ、おはようございますヤムチャさん。すっかり寝坊してしまいましたよ』
そういうとまた何食わぬ顔で俺の前に割り込みやがった、猛烈に腹が立ったがコイツも俺より強いから何も言えなかった まだなんとか50番以内だしな  
今度は後ろからまた聞き覚えのある声がした、嫌な予感がして振り返ると猿野郎がいた
悟空『どひゃ〜!すげえ人だなぁ、オラおでれえちまったよ。オッス!ヤムチャ、前いれてもらうゾ!  お!クリリン達もやっぱり来てたんか!』
コイツに逆らえば殺されるのは明白だ、文句がいえるはずもなかった
クリリン『遅かったじゃないかゴクウ!』
寝坊して人の前に割り込んでおきながら何いってやがんだ、この鼻無しは
そうこうしてるうちに今度は向こうに悟飯達がやってくるのが見えた、不安になってきた
悟飯『うわぁ、もうこんなに並んじゃってるよ、今日は帰ろっか、ビーデル』
悟空『お〜い、ごは〜ん!こっちだ〜!』
悟飯『あ、父さん、それに皆さんも』
悟空『悟飯、オメエ達もヤムチャにいれてもらえよ!なぁ、ヤムチャ!』
ヤムチャ『え?あ、ぁぁ、そ…そうだな、けど50…』
悟飯『すいませんヤムチャさん、8時位に来ようと思ったんですけど寝坊しちゃって…助かります。』
何が8時だ、ふざけやがって 俺が何時から並んでたと思ってやがんだ そんな俺をよそにこいつ等は楽しそうに談笑してやがる
マジで今50番以下になってないだろうな…どっちにしろぎりぎりもいいとこだ
これ以上割り込まれないかとヒヤヒヤしてたら後ろから声がした
ヤジロベー『ヤムチャでねえだか、前いれたってちょーよー』
カリン『丁度よかったの〜ン』
とデブが化け猫と一緒に横入りしようとした瞬間狼牙風風拳を叩き込んでぶっ飛ばしてやった 猿共が話に夢中で気付かず助かったぜ
一難さってまた一難、今度はピッコロの姿が見えた。無言で近付いてきた。無理だ、コイツの強さも尋常じゃない
悟空『ピッコロじゃねえか〜!そんなとこ突っ立ってねえでオメエもヤムチャの前に並べよな!』
しっかりヤムチャの前なんて指定しやがって嫌味な野郎め しかし意外な事に
ピッコロ『…』『…俺はヤムチャの後ろでいい』
どうやら俺の泣きそうな顔を見て察してくれたらしい、さすが神の片割れだ それでも割り込みはするらしいが…