今日も「愛国奴」はエセ「愛国」を叫ぶ<いま気になること>(幻冬舎plus) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180815-00010970-gentosha-ent

ある日突然目覚めてしまう、エセ「愛国心」
「愛国奴」とは私の造語のようなもので、「愛国者」と一文字しか違わないが、愛国や保守を語っている分際でその実、
「愛国」という虎の威を借りて卑小な自尊心を満たし、他国人を差別し見下し、デマを真実と思い込み巷間に
頒布させている人たちのことである。要するにクズだ。

彼らは「愛国心に目覚めた」というフレーズをよく好んで使う。しかし愛国心は目覚めるものではなく涵養(かんよう)するものだ。
何かを涵養するには長い期間が必要だが、目覚めるのはたやすい。たやすいがために、彼らはこのお手軽な「ネットde真実」
とか「愛国心に目覚めた」という形式に飛びついていく。

しかし、土台となる基礎的な知識や経験、素養が全く欠落しているから、豆腐の上に建造したプレハブのようにその基礎は
脆(もろ)く、あっという間に崩壊する。

「大阪にはスリーパーセル(潜伏破壊工作員)がいる」と大見得を切ったはよいが、実際のところ自分はスリーパーセルに
遭遇した経験を一切持たない。中国と韓国の工作員によって日本の治安が乱れていると叫ぶが、隣人に中国人や韓国人はいない。
中国や韓国は世界一の反日国家である、と息巻いているが実際に同地に行った試しは一度もない。
「韓国経済は○年以内に崩壊する」という著書やコラムを書いておいて、本人はただの一度も韓国に行ったことがない、
という嘘みたいな話は本当にあるのだ。