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経済成長すると格差が生まれる、その格差を減らす為に分配政策をやると経済成長できなくなる
経済成長ができない時代にコンクリートから人への社会保障の充実は失敗だったという事

【1】クズネッツ仮説は、日本の高度経済成長期
【2】トリクルダウン仮説は、中国の「改革開放」「先富論」


所得格差と経済成長の関係−再配分政策が及ぼす経済的影響
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=68602?pno=2&site=nli

経済学的な視点で見る所得格差
1|「経済成長」 が「所得格差」 に及ぼす影響
【1】クズネッツ仮説 : 経済の発展段階で異なる格差への影響

この仮説では、発展段階に入る前の農業社会では、人口の大多数が必要最低水準の所得で生活しているため、国内格差は小さい状況にあるが、
工業社会に移行していく過程で、熟練労働者の所得は上昇していくため、経済発展の初期段階では格差が拡大していく。
しかし、さらに経済発展が進み、農業部門から工業部門へ労働力の移動が進むと国内格差はピークを向かえ、その後、生産性の低い農業部門は縮小し、工業部門が拡大していくことで、国内格差は縮小して行くとされる。


【2】トリクルダウン仮説 : 高成長の追求による格差解消
経済の発展段階が進めば自然と格差は解消していくという「クズネッツ仮説」から発展した考え方に「トリクルダウン仮説」がある。
この仮説は、所得税率や法人税率の引き下げ、規制緩和などの高所得者層や大企業等に恩恵の大きな経済政策を実施すれば、
投資や消費が活発化して経済の成長が加速するため、その恩恵は低所得者層にも自然と行き渡るとする考え方だ。