DAPPIの件で識者がこんな事言ってる

https://digital.asahi.com/sp/articles/ASPD86KKLPD3UPQJ008.html

「たとえば昨年末、『桜を見る会』の前夜祭に関連し、公職選挙法違反などの容疑で告発された安倍前首相が不起訴とされたことに、『#安倍晋三の不起訴処分に抗議します』というリツイートが広がった、というニュースが報じられました。
ではそれがどう広がっているかを見るため、拡散した約4万8千余りのアカウントを分析すると、拡散の80%以上が、もともと政権批判のツイートを拡散していたアカウントでした。
つまり、この動きは身内の外側には広がってはいなかった、と考えられます」

 「リベラル派の人たちには、誰に何のために発信しているのかをもっと意識してほしいと思います。
たとえば選挙の際、もともと同じ主張を持った人同士では同意が得られますので盛り上がっているように感じるかもしれませんが、それ以外の人たちにもその主張が届いているのかを意識することも必要ではないでしょうか」

 ――これだけSNSが日常生活に入り込んでいるなか、私たちはどんなことに気を付けるべきでしょうか。

 「日本は、世界で2番目にツイッター利用者が多い国です。
SNSから政治的な情報を得るときには、自分と意見が合う政治的メッセージだけを見ていないか気を付けるべきです」

 「人は本能的に、自分に心地良い情報ばかりを求めがちです。
自分と意見が違う、あまり心地良いとは感じないアカウントはフォローしない人もいるでしょう。
しかし、それでは自分の好きな食べ物だけ食べているようなもので、情報の栄養バランスが悪いのです。
同じようなメッセージだけを受け取っていると、異なる意見の存在に気付けなくなってしまいます。
保守、リベラルといった政治的志向に関わらず、多くの場合は『社会を良くしたい』との考えから様々なメッセージが発信されています。
自分が苦手と思う意見も理解することが大切です」