単純頭では理解できない話が多い。にも関わらず理解したと錯覚した上で的外れな反論をして論破した気になっている人も多い。と言うか殆どがこう言う輩と言うのが実情。

サービスは無料ではない。民間サービにしろ公共サービスにしろ、必ず金の出どころが存在する。

その上でサスティナビリティのあるサービスとないサービスがある。民間サービスは分かりやすくて、サスティナビリティのないサービスは自然に閉じられる。
その為、厳格にコストベネフィットが計算される。そのサービスが直接利益を生まないモノだとしても、民間企業体のイメージ向上に役立ち、宣伝効果がサービス運用コストを上回る場合は、企業体の他の部門から予算が回されたりする。
これは公共事業でも同じ事で、サスティナビリティについての検討は絶対に必要なのだが、ともするとそのサービスの存在が絶対優先となり、サスティナビリティは二の次。自動的に税金が突っ込まれて当然であり見直す必要など絶対にないと思い込むようになる。

世の中の公共サービスには、サスティナビリティのあるサービスと、ないサービスの両方が存在しており、これを厳格に篩にかける必要がある。サービス先にありきでサスティナビリティ検討を封じてはいけない。

と、私は思う。もしサスティナビリティ検討を封じて、税金をそこに投入し続ければ、必ず財政を圧迫することになるのだから。

比較的フリクションを少なく検討するなら、サスティナビリティ検討の後にサービスを止めるのではなく、そのサービスの中身を変えるとか、やり方の効率化を図りサスティナビリティを確保するなどワンクッションを経て、それで継続可能となればサービスを止める必要はなくなる。

公共サービスを廃止して民間に、と言う発言は、物凄く短絡した物言いではあるが、大方上記のような民間の競争原理に委ねるという意味である意味では正しくもある。
(説明不足過ぎて反発を招く物言いではあるが)