山口「甲第12号証を示します。『ネトウヨ』とはどういう意味ですか。」
原告1「保守的な言論をする人という意味です。」
山口「保守的とはどういう意味ですか。」
原告1「自民党を支持したり、外国人を排斥するような思想だと思います。」
山口「自民党を支持する人が差別的だということですか。」
原告1「だと記憶しています。」
山口「例えばどんなことですか。」
原告1「・・・」
山口「原告は相手をネトウヨ呼ばわりしたことはありますか。」
原告1「あります。」
山口「乙2号証を示します。しばき隊リンチ事件といわれている事件ですが、原告はこの事件について加害者を批判するツイートをしたことがありますか。」
原告1「ありません。」
山口「加害者たちのやったことは酷いとは思いませんか。」
原告1「起こってもいないリンチ事件で、カウンターに暴力的なイメージを与えるのもどうかと思いました。」
山口「被害者である主水さんは怪我をしているのは知っていますね。」
原告1「はい。」
山口「怪我をしている画像はご覧になりましたか。」
原告1「はい。」
山口「加害者が略式手続に付されたのはご存知ですか。」
原告1「はい。」
山口「だったらなぜ加害者に対する批判的なツイートをしないのですか。」
原告1「この事件はリンチ事件ではなく、暴力事件だと思ったからです。」
山口「どう違うのですか。」
原告1「リンチ事件ということになると加害者への批判がカウンター全体への批判として暴力的なイメージが与えられます。」
山口「主水さんの怪我よりそちらの方が大事ということですか。」
原告1「そのようなことは言っていません。」
山口「カウンターのイメージが悪くなるからツイートするほどではないと、つまり面子を守ったということですか。」
原告1「そうではありません。友達との会話で加害者への批判を述べたこともあります。」
山口「それはツイッターで述べたということですか。」
原告「ツイッターではありません。」