上念と倉山はニューカマー効果を持ち出した上に
実質賃金の話にすり替えてそこで説明が止まっているから論外なんだけど

もしどうしてもニューカマー効果を使いたいのなら
例えば、名目賃金が+1.0%でニューカマー効果が-0.3%だった場合
0.3%の下落圧力を乗り越えて+1.0%の賃金上昇を達成したワケだから
本当の意味での名目賃金は+1.3%である、というのは正しいか?

これがもし正しいとして、次の場合はどうだろうか?
仮に、名目賃金が+1.0%でCPIが+1.2%だとすると実質賃金は-0.2%になるんだけど
ニューカマー効果は-0.3%だったので、それを考慮してその影響を取り除くと
最終的な賃金指数は+0.1%とプラスになるので、経済状態は良好で正しい政策が行われている

このニューカマー効果を取り除いた最終的な賃金指数に経済指標としての意味はあると思う?