注目点は「請求した東京の男性は出挺せず、書面も提出しなかった」
これは日本の民事裁判の常識をくつがえすものではないか? 本来
訴えられ被告となった場合、この裁判に出席しなければ、相手方の
請求した満額が判決で下されてしまう。これまで私はそのようなケースを
知っている。それは財産が全く持ち合わせしていないので、負けても
一円も払えないし、差し押さえられるものもない。そのような人が
最初からどんな判決があっても構わない・・・と最初から裁判を放棄
している場合です。おそらくこの方もそのような人だったのではないか?
弁護士も事前に相手方を調べるので、弁護士も雇えないほど困窮している
人と知った上での訴訟であったのかも知れません。