>>538
問われているのはその数字の妥当性
もちろん、専門家集団が努力して出した数字であるから、個人的に一定の敬意は払うけれども、
いかに専門家と言えども、こと自然災害については、その予想の正確性にかなりの振れ幅が生じるのは、過去の例が示している
より大きな数字になるかもしれないし、より小さな数字になるかもしれない

>裕度以前に決められた対策ができていないこともある
これは問題ではあるが、いざ事が起こってから「対策ができてなかった」と悔やんでも手遅れ
貼られている記事内容は、事前に対策不足の警鐘を鳴らすものであるのだけど、それが社会に浸透していてなかったことは間違いない
政治力学上の問題もあるが、人間の心理的な問題(たとえば正常性バイアス)が、不確実性の強い問題には働きがちになることで、事前対策が不十分となっている可能性が高い
そして、人間は、「自らの怠慢」によって被害が拡大したことを受け入れられないから、「運命」として被害を受容し、精神の安定を図ろうとする