>>458
自動車事故の死者数が4000人程度で済んでいるのは、信号や交通ルールの策定など過去に予算を付けて様々な対策をしてきたからだよ。
当然これらの予算の使い方は、交通量の予測や過去の事故の件数などから算定されている。この点で言えば、交通事故と防災対策に何ら違いが無いように思える。

費用対効果の議論についても、藤井参与などが著書等で指摘しているように、費用よりも効果が大きい防災対策は可能だし、実際にあるけれども、そうしたものであっても進んでいないのが、現状。

あなたが指摘するランダム性だけれども、確かにこれは災害がどこで起きるのか分からないという意味において、交通事故とは決定的な違いかもしれない。
けれども、交通事故にも当然ランダム性があるが、対策をしている。
また、これだけ台風や豪雨、地震などが多い国も珍しい訳だが、その全てが大きな災害とならないのは、
過去に交通ルール同様、様々な対策が取られてきたからであって、この点においても自動車事故と災害に差はないと言える。

こうして考えていくと、一体防災対策と交通事故対策の差がどこにあるのか分からなくなる。

多くの人は、災害は自然発生的なものだから、費用より効果が大きくても対策しなくても良いと考えて居るのかも知れないが。