>>233
>TPPは外交で日本有利に出来るから問題ない。はい論破

EUを例に考えればわかるように、グローバリズムは各国が独自の金融政策を行うという
国家主権を制限するものである。

TPPは通貨統合までは行わないから、金融政策の主体性は失われないものの、
関税および非関税障壁の設定という、貿易に関する国家主権に制限を加えるものである。

明治維新以降、日本におしつけられた不平等条約も、関税自主権を日本に認めない点にあった。
日本は、関税自主権というあたりまえの国家主権を手に入れるために、日露戦争まで
戦わなければならなかった。

日本人が多くの血を流して手に入れた関税自主権という国家主権をなぜ放棄するのか。
関税自主権を放棄しておいて、日本に有利もへったくれもないだろう。

「国家主権」とは「国民の主権」のことなので、「国家主権」の制限や放棄とは
「国民主権」や民主主義の制限や放棄に他ならない。

TPPによって恩恵を得るのは、日本という「国家」や「国民」ではなく、
グローバル企業のみである。

グローバリズムは、「国家」や「国益」を考慮にいれない。
ひたすら「企業利益」や「株主利益」のみを考慮して推し進められていく。

だから、自分たちの主権や民主主義をまもるために、
各国の「国民」は、グローバリズムに抗わなければならない。