私は日本人の良いところは失敗に学ぶところだと考えています。

米国のIT企業でパートナーサポートをしていると、問題点発生の際に日本のパートナーからは詳視問題点の解析や、再発防止手段についての考察を求められます。
日本以外の国の顧客ではそのような情報を求められるのは非常に稀です。

日本のパートナーは日本の顧客の対応をしているわけですが、彼らは技術問題が発生したときにその問題を解決する以外に、将来的に同じような問題が発生しない為にどのような努力をするかということを考えなければならないのです。

他の国の顧客は、当面発生している問題が解決すればほかはあまり気にしないという態度です。

日本の顧客が期待しているのは、反省です。問題が発生した経緯を省みて、何が間違っていたので問題が起きたのかを考え、将来同じ事が起きないようにすることが重要です。
問題は既に発生しているのですから、正当化することはできません。そんなことをしても顧客の怒りを招くだけです。

小名木善行さんの言い方をお借りするのであれば、日本人のスゴイところは、問題点の解析をして、同じ事が起きないように努力するというところだと考えています。しかし、小名木善行さんが歴史に対してやっているのはやってはいけない正当化です。
小名木善行さんの行動には美徳のかけらもありません。