美談も問題だけど、戦前の体制側のおとぎ話をさも真実のように扱うのも大問題だと思います。
満州は五族協和だの民族自立だの、先の大戦は民族の解放だの、
中国に進出したのは邦人保護のためだの国民党に対する懲罰だの・・・。
これらはどれも戦前の軍部や急進派の作り上げた張りぼてのおとぎ話に過ぎない。
当然それを支える事実の羅列もそれに沿うように嘘と作り話で塗り固められている。

こんなある意味心地よいだけの歴史もどきがかくさんされ、
一定の支持を得られている事には知の低下への不安しか感じられない。