>>506
もうすぐおほしさまになれるところにいるよ。
あっくんが子供だった頃、夜空を見上げるときらきらと光っていたおほしさま。
もう、貧乏もない、おなかがすくこともない、こわいやくざもいない、
叩かなくてもいい、騙さなくてもいい、しばくこともない、
人間が人間らしくなれて、子供の頃になりたかった自分になれるんだ。

あっくん、今まで大変だったね。よくがんばったよ。
だから…

刑務官「お迎えだ」
添田「へ、う…ふ、風呂ちゃうんか…」

他の房から既決囚が一斉に叫ぶ。

「さようなら!」
「俺たちもあとから逝くからな!」