267 :クーベルタン男爵さん:2013/07/08(月) NY:AN:NY.AN
「強い者が勝つのではない。勝ったものが強いのだ」とはよく聞く。
この言葉は、一発勝負での勝負の厳しさを示す意味が含まれていて、
いい言葉だとは思う。でも、そういう含意がある分、日本語の正確な意味を
ゆがめた言葉になってると思う。
やっぱり、「勝利」と「強い」は違うよね。

「勝利」は結果。
「強い」は、勝つ可能性が高いことであり、潜在的なもの。

世界大会の代表は、
代表選考会において、結果としての「勝利」をあげた回数がたまたま多かった選手ではなく、
世界大会で勝つ可能性を高く秘めた選手が選ばれるべきだと思う。

「強い者が勝つのではない。勝ったものが強いのだ」という言葉は、
一発勝負の世界大会のときに使われるべき言葉であって、
代表選考会では使われるべきではないと思う。