「水素」を固体にして貯蔵する技術、化学工業分野に大きく寄与。九州大学などの研究

 水素が注目されているが、九州大学などの研究グループが、固体状態にした水素を還元反応などに自由に使える形にする技術を開発した。
 有機合成や医薬品合成などに活用できる技術だという。

■水素の利活用とは

 政府は2023年末、脱炭素の次世代エネルギー源としての水素の普及に長期の資金補助を行うことを決定した。
 水素は、次世代エネルギー源への可能性のみならず、化学工業におけるアンモニアやメタノール生産などの還元剤や反応ガスとして、また半導体製造での雰囲気ガスとして、あるいは宇宙ロケットの液化水素燃料など様々な産業分野で利用されてきた(※1)。
 最近では、鉄鋼業で二酸化炭素排出を減らすため、水素を使った製鋼技術が注目されている。

 地球上で最もたくさんある元素であり、燃やしても二酸化炭素を出さないなど、多くの利点のある水素だが、気体のままでは体積が大きく、取り扱いの危険性もある。

 そんな水素に新たな利活用のための研究開発が発表された。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

石田雅彦サイエンスライター、編集者 3/31(日) 12:09
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a10c3b4ce7e7b17a7c3eda54c2fd54987c9c6324