論文 Characterization of pathological changes in the olfactory system of mice exposed to methylmercury https://link.springer.com/article/10.1007/s00204-024-03682-w0002名無しのひみつ2024/03/15(金) 02:59:47.32ID:dly+ziuK 回復しないのかな。 0003名無しのひみつ2024/03/16(土) 01:14:49.70ID:tmG/I6lQ 手が震えるんじゃなかったけ 0004名無しのひみつ2024/03/16(土) 02:02:18.56ID:NgDJTzbr > 比較実験の結果、においを感じ取る重要な部位の、脳の嗅覚一次中枢である「嗅球」において、においコントラストの調節に関与する「顆粒細胞」が、メチル水銀の曝露に脆弱(ぜいじゃく)であることが明らかとなり、大脳皮質のいわゆる嗅覚野に相当する領域においても顕著な神経細胞死が生じていることが観察されたという。 > 神経細胞死が見られた領域では、本来、神経細胞の維持や機能発現を助ける働きがある「グリア細胞」が異様に活性化されていたとする。グリア細胞の活性化は、アルツハイマー病などの神経変性疾患に共通して神経細胞死に関わるという考え方が広がっており、水俣病においても脳の傷害を表す重要な指標になることが考えられるとした。 > また、鼻の粘膜にも嗅球や大脳皮質と同程度の水銀が蓄積しており、嗅細胞が部分的に脱落していることも見出されたとする。このように、メチル水銀が嗅覚に関与する神経系を広く傷害することが、今回の研究により初めて実証された。 > メチル水銀の他にも、嗅覚への悪影響が指摘されている化学物質は多く存在している。特に、化学産業の労働環境や鉱物の採掘現場では、粘膜に対する刺激性や神経毒性を有する化学物質が豊富に存在しているという。土壌や大気、粉塵に含まれるこうした化学物質は吸気によって容易に体内に侵入し、そのために吸気の通り道である鼻の粘膜が傷害され、嗅覚障害に至るとされている。