そもそも発生確率を低く見積もる研究者には、20%説を出すのが恒例だけど、
その20%の元になった計算は、684年(白鳳地震)・887年(仁和地震)・1361年(正平地震)は確実であるけれども、その途中の時期にあったかもしれない南海地震については、それが確かな記録ではないからというだけで数に入っていないのですよ。
しかし実は、794年? ・987年?・1099年(康和地震)・1185年・1233年にも発生していた可能性があり、それらを含めると、20%とするのは低すぎるんだよね。
この番組はその部分を無視して議論していて、いかにも東京新聞・TBS的な煽り方。

東京新聞は、先だっても、会議の内容を批判するより、そんな古い時代の史料は残っていなくても不思議ではないという姿勢が足りない。