ロボットを食べた際の知覚の変化を研究。動いている状態で食べると罪悪感 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1569358.html

関根 慎一2024年2月16日 14:21

可食性ロボット(左)と内部に空気圧を供給する部品の断面図(右)

 国立大学法人の電気通信大学と大阪大学は15日、可食素材で動くロボットを食べた人間の知覚や食感に変化が生じることを明らかにしたと発表した。世界初としている。動いている状態のロボットを食べた人は、ロボットに対して知性や生物らしさ、罪悪感を知覚するという。

 可食素材を用いたロボットを実際に食べた際の心理的影響の調査を目的とした研究。電気通信大学の仲田佳弘准教授、伴碧特任講師、山木廉氏、堀部和也特任助教、高橋英之招へい准教授、大阪大学の石黒浩教授による研究グループの成果となる。

 研究チームはまず、砂糖、ゼラチン、リンゴジュースなどを材料としてロボットを作製。このロボットは棒状の形をしており、市販のグミ程度の固さを持つ。空気圧により縦/横方向に振動する。

 実験参加者は「ロボットの見た目からどのような印象を受けるか」と「実際に食べたときの感覚」を評価した。さらに後者の実験では、動いている状態と動いていない状態のロボットを食べてそれぞれの印象、味、食感を評価している。

(略)

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