東大など、DNA鎖の「よじれ」を細胞が認識・処理する仕組みを解明

 東京大学、スウェーデン・カロリンスカ研究所、ドイツ・マックスプランク研究所の共同研究チームは、細胞核内のDNA鎖に生じるよじれを、細胞が認識・処理する仕組みを明らかにした。
 DNA鎖のよじれをうまく処理できないと細胞にとって致死的な結末をもたらすことが想像されるため、今回の成果は、がんや細胞老化がどのようなメカニズムで起こるかの理解に貢献することが期待される

 研究チームは今回、分子モーターである「Smc5/6」タンパク質複合体が結合しているゲノム上の部位が、「正の超らせん」が発生している箇所であることを、実験と数理モデリングで明らかにした。
 正の超らせんとは、DNAの二重らせんの巻きつきの程度が通常よりも高くなってDNA鎖の構造によじれが蓄積している状態のことである。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

technologyreview 2024年2月1日
https://www.technologyreview.jp/n/2024/02/01/328587