■「空飛ぶクルマ」同じ空域に複数の飛行物体 地震が起きても安全に飛ばす運航管理を実験

大阪・関西万博での商用運航を目指している「空飛ぶクルマ」を安全に飛ばすには何が必要なのか。16日には地震などを想定した、実証実験が行われました。

三井物産やJAXAなどが行ったのは「空飛ぶクルマ」やヘリコプター、ドローンが同じ空域に飛んでいることを想定した運行管理システムの実証実験です。

「空飛ぶクルマ」に見立てたヘリコプターが、万博会場のある夢洲を目指す途中に地震が起きると…

【訓練のアナウンス】「訓練訓練。緊急地震速報を受信しました。推定震度は5強です」

夢洲の離着陸場の安全を確認する必要が生じました。そのため、急きょ飛行経路を変えますが、別の離着陸場を使用できるのか、すでに飛んでいる他の機体の経路と重ならないかなど関係各所との連携を確認していました。

【三井物産 柳沢勇人航空宇宙部長】「システムを通じて(機体同士の)干渉が起きないような作り方、高度化を図らないといけないと思います。それをしたうえで、人の連携で安全を担保していく」

この運航管理システムは万博での一定の活用を目指していて、今後も、実証実験を通じて安全性を高めたいとしています。  

1/16(火) 18:37 カンテレ
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbefb6039680f8c5955031ae253f631eba95689d