量子回路の物理的な規模が大きくなると、それに反比例して計算速度(一種のクロックサイクル)が
低下する可能性。
それに、結局最終結果は、量子状態を観測して得られるが、それは確率的にしか得られないので、
アナログ値である最終結果を精度良く得ようと思うと、多数回の観測が必要。たとえば5桁の
精度で観測しようとすれば10の10乗回程度の観測が必要だ。
さらに、多点での量子相関状態としてだけ得られる結果の観測は,はたしてどうすれば
可能なのか、2点を越える量子相関の期待値を精度良く測定することが簡単にできるとは思えない。