古代の星は原子質量260を超える元素を生成できた

 宇宙の錬金術は星を使って行われていました。

 米国のミシガン大学(UMich)で行われた研究によって、古代の星が地球上に自然に存在するどの元素よりも重い、原子質量 260 を超える元素を生成する能力を持っていたことを発見しました。

 この古代の錬金術は、星という宇宙の大鍋が爆発したり衝突するときに生じる膨大なエネルギーを使って、原子に大量の中性子を詰め込んで陽子に変化させ、金やプラチナを遥かに上回る超重元素を作成します。

 研究者たちはこの新たな発見が、宇宙で質量数260以上の超重元素が生成されるレシピの一端を解明する糸口になると述べています。

 今回はまず超重元素ができる過程を具体例を使ってわかりやすく解説し、次いで研究手法についても紹介していきたいと思います。

 研究内容の詳細は2023年12月7日に『Science』にて掲載されました。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

ナゾロジー 2023.12.19 Tuesday
https://nazology.net/archives/141004